ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）のジャック・ウェルチ元会長は「韓国は成長する企業を邪魔してはいけない」と話した。
ウェルチ元会長は１１日、ソウル広津区（クァンジング）シェラトンウォーカーヒルホテルで開かれた毎日経済新聞社主催の第６回世界知識フォーラム総会で、画像演説を通じて「成功した企業が社会的責任を忠実に履行することができるのであるから、韓国は公平性のために成長企業の足を引っ張ってはならない」と話した。
また、ウェルチ元会長は経済発展のために韓国は自らの強みと弱みを徹底的に分析して、未来の成長動力を慎重に選択しなければならないと助言した。
ウェルチ元会長は「特に労使問題が企業成長の障害物として働いていないか反省しなければならない」と指摘したりもした。
韓国に対しては三星（サムスン）、現代（ヒョンデ）、ＬＧなど競争力のあるグローバル企業を多数保有した経済強国だと評価した。
しかし「中国が早いスピードで成長している状況で、韓国は１０年後の環境変化に適応し競争力を維持することができる方法が何か考えなければならない」と付け加えた。
これに対する答えを探すためには、韓国が世界市場で頭角を現わした産業分野を再分析して、未来環境に適応するのに足りない点を把握する必要があると助言した。
ウェルチ元会長は最高経営者（ＣＥＯ）の役割に対して、「ＣＥＯは自ら組職を引っ張っていくより、社員に対する厚い信頼を土台に彼らから成長動力を引き出さなければならない」と話した。
続いて「地位に関係なく、絶えず考えて変化を追い求める社員が待遇を受ける企業だけが持続的に成長することができる」とし、「ＣＥＯは腰を低くして、組職の下の声に耳を傾けなければならない」と強調した。
aryssong@donga.com
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