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北朝鮮、「軽水炉提供がNPT復帰より先」 報道官談話

北朝鮮、「軽水炉提供がNPT復帰より先」 報道官談話

Posted September. 21, 2005 07:22,   

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北朝鮮と米国が6者協議の合意にも関わらず、軽水炉の提供時期を巡って対立し、北朝鮮の核放棄と軽水炉提供時期の問題が次回6者協議の最大の焦点になる見通しだ。

北朝鮮外務省の報道官は20日、談話を発表し「米国が我々に信頼造成の基礎となる軽水炉を提供した直後、核不拡散条約(NPT)に復帰し、国際原子力機関(IAEA)と担保協定(保障措置)を締結して履行する」とし、「先軽水炉提供、後NPT復帰」の方針を明らかにした。

しかし、ライス米国務長官は19日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で記者会見を行い、「北朝鮮の核の平和利用は現在のところ存在しないもので、遠い先の問題だ。軽水炉問題の議論の順序がこのようになっているというのは、他の多くの国もすべて明確にしている」と述べた。

これに先立って米側首席代表のヒル国務次官補(東アジア太平洋担当)も、会談が閉会した直後、「我々が軽水炉の提供問題について話し合う『適切な時期』というのは、北朝鮮がNPTに復帰し、IAEAの保障措置を履行する時」と話した。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は同日、大統領府で閣議を開き、「南北問題の解決という大きな考え方からアプローチすれば、北朝鮮の核問題の解決方法と道筋が見えてくるはずだ。北朝鮮の経済発展を支援できる包括的な計画を立てなければならない」と述べた。

軽水炉の提供時期を巡る議論に対して、盧大統領は「『適切な時期』という表現をめぐって米朝間で駆け引きがあるだろうが、これを適切に調節していくのが韓国政府の重要な役目だ」と強調した。



jkmas@donga.com jyw11@donga.com