Go to contents

「私は愛にすベてを注ぎ込むスタイル」

Posted September. 15, 2005 08:31,   

한국어

22日上映の『あなたは私の運命』(朴ジンピョ監督)は、露骨なほどストレートに愛を語る。エイズに感染した喫茶店のレジのウンハ(チョン・ドヨン)と純粋な田舎者のソクチュン(ファン・ジョンミン)の「死んでもいい」ほどの愛を描き、涙を誘う映画だ。『人魚姫』に続いてまたもラブストーリーを演じた女優のチョン・ドヨン(32)氏に会った。彼女とは愛について語り合った。

——エイズにかかった喫茶店のレジ役でしたが、かわいい女優のイメージが傷つくのでは?

「私たちは愛したいと思っていながら、実は愛を信じないわけですよね。この映画で役を演じれば、愛を信じ切れるような気がしました。しかし、あくまでウンハはウンハで、チョン・ドヨンはチョン・ドヨンです。私は選択したときは思い切りします。どんな役柄でもイメージに影響を及ぼすとは考えません。彼氏やプライベートで会う友達には、かわいく思ってほしいですね」

——『接続』『ハッピーエンド』『僕も妻がほしい』『スキャンダル』などなど。出演作のほとんどが恋愛(不倫を含む)の物語ですね?

「私の人生のモットーが愛です。愛が大好きです。愛に関する本が大好きで、愛に関するすべてが大好きです。もし私の人生から愛を除いたら、その瞬間にチョン・ドヨンはおばあさんになってしまうでしょう」

——しかし、『血も涙もなく』は恋愛物語ではありませんでしたが。

「(目を丸くして)いいえ、違います。私は『トクプリ』(暴力団員=チョン・ジェヨン)が死にさいしてスジン(チョン・ドヨン)に言い残す言葉が好きになって、映画の出演を決めました。『俺がそこまで嫌いなのか。このアマ』。そう、この台詞に惚れました。『トクプリ』は乱暴ですが、スジンを拳でぶん殴ったりしませんでした。それが愛の表現だと思います」

——田舍の若者との恋愛ですが、都会的でかっこいい男性とのラブストーリーに出たいとかは思いませんか。

「もちろんやってみたいです(笑)。(お茶目に額の片ほうをなでながら)相手はチャン・ドングォンさんでもいいし・・・」

——ソクチュンとのキスがリアルでどきどきしちゃいました。本当に好きな人とキスしているようでした。

「それは、まあね。特別な気持ちがあってキスしたわけでもないんですよ。(キスに)飢えていたわけでもないですし(笑)。これは本当だと、本当に愛しているんだと思い込むようになりますけど、どうしてそうなるのかわかりません。私はキスのシーンにも役者の考えや生活がにじみ出ると信じています。私は自分のすべてを注ぎ込むスタイルです」

——チョン・ドヨンさんのその部分に、男性たちはファンタジーを抱きます。「僕もああいうふうに愛してくれるだろう」と。

「本当に愛してあげられるのに・・・(笑)。それは決してファンタジーではありませんから。ファンタジーと言わないでくださいよ」

——ソクチュンがウンハに贈るものは、自ら乳搾りしてつくった牛乳1本、バラの花1輪、そして手紙です。これに負けないほどのロマンチックなプレゼントを男性からもらったことはありますか。

「私は男性からの贈り物に不慣れな女です。不自然でぎこちないんです。こちらから贈るほうが気楽でいいです。私は感情の波が激しいほうですが、雨の日に『気が滅入るんじゃないかと思って』と言われ、花束をもらって喜んだ覚えがあります」

——男性にさらにもてそうですね。

「どうしてですか。私が惜しまず尽くす女だから?(笑)」

——カラフルな水玉模様のパンティーとブラジャーが印象的でした。

「白い下着も考えてみました。世間ずれしている女とばかり思っていたのに、一皮むけば白い下着が現れ、清純さが感じられるということです。しかし、それはウンハだけのものではありません。そこで特色を出そうと考えたわけです」

——30代前半ですが、どんなことを考えていますか。

「私は体力がすごくあるんです。でも最近は、徹夜で撮影した後は顔に出るんです。恐くなりました。若くてきれいな女優が多いでしょう。でも、彼女たちに負けないように、自分をどうこうしたいとかは思いません。自分の年齢に合った年のとり方をしたいです。歳月に逆らいたくはありません」



sjda@donga.com