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個人タクシー運転手の酔っ払い運転

Posted September. 14, 2005 07:46,   

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先月17日午後4時20分頃、釜山市影島区瀛仙洞(プサンシ・ヨンドグ・ヨンソンドン)の路地裏。タクシー運転手のY氏(37)が血中アルコール濃度0.239%の泥酔状態で運転し、追突事故を起こした。

7月25日午後7時頃には、ソウル江西区開花洞(カンソグ・ケファドン)498の道端で、タクシー運転手J被告(58)が交通事故を起こし、乗客1人が死んだ。J被告は血中アルコール濃度0.168%の状態でタクシーを運転していた。

いわゆる「泥酔タクシー」が道路を闊歩している。本紙が取材した結果、毎年約100人の個人タクシー運転士が、酔っ払い運転で個人タクシーの兔許を取り消されていることが分かった。

本紙が建設交通部から入手した「最近10年間の個人タクシー兔許取り消し事由現況」によると、1995年から昨年までの10年間、1491人が酔っ払い運転または各種犯罪行為で免許を取り消された。個人タクシー兔許取り消し現況が公開されたのは、今回が初めてだ。

兔許取り消し者1491人のうち、「個人タクシー運行中の酔っ払い運転」で事業兔許が取り消された者は959人で、全体の64.3%を占めた。ソウル地域の兔許取り消し統計は00年まで、集計されなかった。

青少年性保護法違反および麻薬類管理法違反など各種犯罪行為を含めたその他の事由で兔許を取り消された運転士は387人(26.0%)、マイカーなどを運転していて兔許を剥奪されたケースは137人(9.1%)だった。

個人タクシー運行中に酔っ払い運転をして取り締まりを受けた運転士は、01年が162人で最高水準だったが、02年には85人と半分近くに減少した。しかし、03年111人、昨年は109人と再び増加している。

地域別では大邱(テグ)が145人で1位で、続いて京畿道(キョンギド)125人、慶尚南道(キョンサンナムド)100人、釜山83人などの順だった。ソウルは01年以後4年間78人で、相当多い水準だった。

最近3年間(02〜04年)を基準にすれば、ソウルと京畿道がそれぞれ45人で最も多く、次が大邱(36人)、慶南(32人)などの順だった。蔚山(ウルサン)は1人もいなかった。

朴用薫(パク・ヨンフン)交通文化運動本部代表は、「実際の『泥酔タクシー』は統計よりもっと多いはずだ。タクシー運転士に対する定期的な薬物検査および予防教育実施、事故経歴管理などが求められる」と話した。

これと関連してタクシー運転士らは、タクシーを運転しない状態で飲酒取締まりに引っかかっても、運転免許だけでなく事業兔許まで取り消すと規定している現行旅客自動車運輸事業法は二重処罰だと主張している。

彼らは今年、個人タクシー兔許取り消し者救済要請請願書を国会に出し、国家人権委員会に陳情もした。

高基南(コ・キナム)全国個人タクシー事業権回復推進委員会委員長は、「休みの日にタクシーを運転したり、マイカーを運転していて飲酒運転の取り締まりにひっかかった場合、約5000万ウォンも出して買った個人タクシーの事業権まで失うことになるのは二重処罰だ」と主張して、関連規定の改正を要求している。



needjung@donga.com