朴昇(パク・スン)韓国銀行(韓銀)総裁が、コール金利(金融機関間の超短期金利)を来月引上げるかも知れないという意思を強くうかがわせた。
その影響で8日、債券市場では指標金利である3年満期国庫債金利が前日比0.23%急騰して年間4.50%になるなど、市場金利が大幅上昇した。
朴総裁は同日、韓銀金融通貨委員会が9月のコール金利を年間3.25%で凍結した後、記者会見を通じて、「通貨政策の方向調整を検討する段階になった」と発表した。
今まで景気を浮揚させるため固守して来た低金利政策を、変えることがありうるという意味だ。
朴総裁は、「長年の低金利がもたらした資源配分の歪曲を直すため、コール金利引上げを検討したが、まだ景気回復が不確実だと判断し、今回は凍結した。景気が予想通り回復し続けたら、来月、再び真摯に検討する」と言った。
韓銀は02年5月、コール金利を0.25%(4.00%→4.25%)引き上げた後、今まで引き上げたことがない。
コール金利が引き上がれば、市場金利も一緒に上がり、銀行など金融会社から資金を借りている家計や企業の負担が大きくなりかねない。
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