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朴容晟会長、国際柔道連盟会長3選に成功

朴容晟会長、国際柔道連盟会長3選に成功

Posted September. 07, 2005 06:34,   

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「内外で悪材料が絶えず、本当に厳しい選挙でした。国際柔道界でも『朴容晟(パク・ヨンソン)が拘束捜査される』という話がとっくに広がっていて、そうした噂に流される加盟国の代表を安心させるために冷や汗をかきました」

5日夜(韓国時間)、エジプト・カイロ国際会議場(CICC)で行われた国際柔道連盟(IJF)定期総会でIJF会長3選に成功した朴容晟会長(写真)。

これまで朴会長は本人がトップにいる斗山(トゥサン)グループの秘密資金造成疑惑事件についての言及を避けてきた。しかし、朴会長は選挙が終わった後、「国内問題が今度の選挙に大きく影響した」と打ち明けた。「IJF会員宛に、韓国を発信地とする『朴容晟が拘束される』という内容の電子メールが送られたりしていました。相手候補陣営でもそうした噂を利用したんです」

実際、定期総会の当日は会議場で「朴会長の家が家宅捜索された」という噂が流れて、大韓柔道会側で、国内マスコミに確認を要請したりもした。朴会長は、今度の選挙で候補に出たマリウス・ビゼル欧州柔道連盟会長(オーストリア)とし烈な接戦のすえ、15票差で勝利した。

「そもそも落ちるという考えはしていませんでした。ところで、私を支持すると言っていたアフリカ柔道連盟のラサナ・パレンフォ会長が選挙直前に背を向けて、ビゼル候補への支持を公式に明らかにした瞬間、しまったという気がしました」

朴会長は、「国際スポーツ界というのは政界と同じで、『今日の仲間が明日の敵』になる場合が日常茶飯事です。パレンフォは前日までも『ビゼルにIJFを任せるわけにはいかない』と私に言っていたんですが、そういうふうに裏切るなんて、本当に悔しかったです」と唇を噛んだ。

1995年、IJF会長に当選した後、01年に再選に成功した朴会長は、「昨年までも本当にもうやめなければと思っていたんですが、金正幸(キム・ジョンヘン)大韓柔道会会長から『韓国柔道と14年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪誘致のためには必ず出馬しなければならない』と薦められ、気を変えた」と述べた。

朴会長は、「落選したらすぐ帰国しようと航空券も予約しておいたが、8日から開かれる世界選手権大会を気楽に観戦するつもりだ」と述べた。



jaeyuna@donga.com