過去10年間、全国200校の4年制大学の中で、延世(ヨンセ)大が最も多くの寄付金を受けたことが分かった。ソウル大は国立大学34校のうち寄付金順位でトップとなったが、上位の私立大学に比べれば額は小さい。私立大学は国立大学に比べ、最近5年間2倍近い寄付金を受けてきたことが分かった。全体166校の私立大学が、この10年間で受け取った寄付金総額は7兆8866億4034万2000ウォン。国立大学34校の5年間の寄付金総額は2549億1483万9000ウォンだった。
これは本紙が最近、ハンナラ党の李君賢(イ・グンヒョン)議員らを通じて、私立大学の1995〜03年の寄付金明細と国立大学の00〜04年の寄付金明細2000件以上を入手し、コンピューター活用取材手法(CAR)を使って分析した結果だ。
本紙はさらに、各大学が昨年韓国私学振興財団に報告した2004年決算報告書と産学協力団報告書400件余りも分析した。
分析した結果、私立大学のうち、過去10年間に受け取った寄付金総額は延世大が7962億3454万ウォンでトップを占めた。
延世大は、1995年に高麗(コリョ)大に追い越された以外は、9年連続トップを守った。
高麗大が延世大より1997億ウォン余り少ない5965億772万ウォンで2位、浦項(ポハン)工大が5129億2777万ウォンで3位、漢陽(ハンヤン)大が4175億7677万ウォンで4位、成均館(ソンギュングァン)大が3619億5255万ウォンで5位だった。慶熙(キョンヒ)大(6位)、蔚山(ウルサン)大(7位)、仁荷(インハ)大(8位)、嶺南(ヨンナム)大(9位)、梨花(イファ)女大(10位)と続いた。
成均館大はこの10年間で寄付金が33倍以上増え、上位10位の大学の中で最も高い伸び率となった。
昨年、私立大学全体の寄付金総額に上位10位の大学が占める比率は47.6%で、10年間で大きな変化はなかった。
国立大学の最近5年間の寄付金はソウル大が1197億4230万ウォンと最も多く、釜山(プサン)大、江原(カンウォン)大、済州(チェジュ)大、忠南(チュンナム)大の順だった。
ソウル大は昨年、578億2029万ウォンを受け取り、大学全体で6位となった。
00年、国立大学は私立大学(平均35億6018万ウォン)の55.9%水準である平均19億9025万ウォンを募金として受け取り、昨年の平均募金収入は39億2929万ウォンで、私立大学(75億4289万ウォン)の52.1%にとどまった。
needjung@donga.com hjkwon@donga.com