北朝鮮の高麗航空、フランス上空飛行禁止に

ＡＦＰ通信が報じたところによると、フランス航空当局が安全強化措置の一環として２９日に公表した「フランス上空の飛行を禁止する航空会社のブラックリスト」に北朝鮮の高麗（コリョ）航空が含まれた。

フランス民間航空総局（ＤＧＡＣ）はこの日、ウェブサイト（www.dgac.fr）を通じて、同国上空の飛行を許可する航空会社と禁止する航空会社のリストを公表しており、高麗航空はセントトーマス航空（米国）、プーケット航空（タイ）などとともに運航が禁止された航空会社６社（５ヵ国国）に含まれた。

高麗航空は北朝鮮唯一の国際航空会社であり、中国・北京と瀋陽、ロシア・ウラジオストク、タイ・バンコクの路線などを運営している。運航中のＩＬ−６２、ＴＵ−１５４は、１９７０年代に就航した旧ソ連製の航空機で、かなり老朽化したものとされる。

ＡＦＰ通信によると、高麗航空は０１年４月以来運航が禁止された状況であり、今回、そうした事実が一般に公表されたにすぎない。

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