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韓国経済の基礎体力低下 潜在成長率4%台

韓国経済の基礎体力低下 潜在成長率4%台

Posted August. 29, 2005 03:07,   

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韓国の潜在成長率が4%台に落ちた。

韓国銀行(韓銀)は、政府と民間が努力しなければ3%台への墜落もありえると警告した。

韓銀が28日発表した「韓国経済の成長潜在力の弱体化の原因と見通し」報告書によると、1991〜2000年は年間平均6.1%だった潜在成長率が、01〜04年は4.8%に落ちた。

韓銀は今年から14年までの向こう10年間の潜在成長率を平均4.6%と推算し、成長潜在力の拡充に向けた努力を怠れば4%前後まで大幅に下落する恐れがあるとの見通しを明らかにした。また、労動、資本、生産性の潜在成長率を決める3つの要因のうち、資本の寄与度が一番大きく低下したと分析している。

韓銀の金在天(キム・ジェチョン)調査局長は「生産性向上を図らずして単純に労動や資本投資だけを増やそうとするなら、国民所得2万ドル時代は決しておとずれない」と言い切った。

延世(ヨンセ)大学の李斗遠(イ・ドゥウォン)教授(経済学)は、「今のような政策では現在の潜在成長率を維持するのは難しい。成長に焦点を合わせて、企業の投資心理と投資環境を回復させる方向に舵を切らなければならない」と指摘した。

韓国開発研究院(KDI)は、韓国の潜在成長率を03〜10年=4.7〜5.2%、11〜20年=4.3〜4.9%と予測したことがある。



news91@donga.com