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政府予算運用に100の問題点 ハンナラが特別監査請求の構え

政府予算運用に100の問題点 ハンナラが特別監査請求の構え

Posted August. 23, 2005 03:28,   

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「よく見てみれば、政府の1年間の予算運用で100項目も問題点を探し出すことができる」

決算国会が進められるなか、野党のハンナラ党が22日、2004年度の政府各省庁の予算執行明細の問題点を分析し「決算100大問題事業」を発表した。

ハンナラ党の予算決算特別委員会は同日、「政府予算執行の適法性を重点的に検討した結果、国民の税金が、政府の便宜によって執行されたり無駄使いされた事例が、多くの部分で確認された」と主張した。

●「国会が嫁入り道具を用意するのか」

報告書は、国会と政府省庁など22の機関の決算資料に基づいて、△無分別な年末予算執行△予備費など予算の先行執行△国会の承認を得ていない新規事業の推進△年末にまとめて発注された外部研究発注事業など、具体的な問題点を指摘した。

報告書によれば、外交通商部(外交部)はイラク再建事業に使用する660億ウォンの予備費のうち、96億ウォンを大統領の承認を得る前にすでに支給契約をした。キルクーク州政府に支援した車30台とコンピューター、医薬品などは予備費の承認が出る2、3ヵ月前に船積みして現地に渡された。

国政広報処も、新行政都市建設と関する広告料を予算15億ウォンが組まれる20日前に、事前に使用した。

国会事務処は、今年3月に実施された国会議長の米国訪問(420万ウォン)や、日本訪問(294万ウォン)などに使われた特殊活動費を、去年12月31日に執行した。05年度の事業を2004年度予算の中で進めたことになる。

また、国会事務処は12月14日から31日までに、15日前後にコンピューターと冷蔵庫、DVD、オフィス家具などの購入に4億7000万ウォンを使った。

これに対してハンナラ党は「国会が嫁入り道具でも用意するのか」と非難した。

この他に、財政経済部(財経部)と建設交通部は総額がそれぞれ1億4000万ウォン、4億1400万ウォンに達する研究用役課題9件を、年末に集中して契約した。

大統領秘書室の特殊活動費を職員の手当てに当てた点、首相室が年末に2日間受け取った官署運営費5400万ウォンの使途が曖昧だ、という点などが指摘された。

●「特別監査を請求する」

ハンナラ党は、このような予算の使用が予算会計法と国庫金管理法などを破った違法執行だと主張した。外交部が定員を超えた49人をさらに採用しながら、26億ウォンの予算を追加に使ったのも政府組織法に抵触するという。

ハンナラ党の孟亨奎(メン・ヒョンギュ)政策委議長は、「間違った予算の使用と、予算の無駄使い事業に対して監査院に特別監査を請求し、弁償、国庫還収、責任者懲戒などを求める方針だ」と明らかにした。

これに対して外交部は、「イラク再建事業関連の予算の先行執行は、正確な内容を把握している」とし、「定員を超えた人材運用などは人手不足で止むを得なかった側面がある」と解明した。

国会事務処は「特殊活動費の使用は、去年12月に国家保安法の問題で国会会期の開始が遅れたため、外交活動の日程が変更されたことによるものだ」と解明した。

財経部は「研究の外部発注の場合、当該年度の予算を翌年に繰り越して使用することもある」と述べた。



lightee@donga.com mindy@donga.com