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大統領側近の懇談会、野党が「選挙法違反」と有権解釈依頼へ

大統領側近の懇談会、野党が「選挙法違反」と有権解釈依頼へ

Posted July. 19, 2005 03:22,   

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野党ハンナラ党は18日、金斗官(キム・ドゥグァン)大統領政務特別補佐官が最近相次いで開いている地方巡回懇談会を事前選挙運動とみて、中央選挙管理委員会に選挙法違反の当否に関する有権解釈を依頼することにしたことを明らかにした。

それに対し選管側は「有権解釈の依頼があれば、そのときに検討する」と慎重な立場を示した。

ハンナラ党は同日の常任運営委員会議で、金武星(キム・ムソン)事務総長から「金補佐官がいわゆる『民意聞き取り巡回懇談会』を開いて『自治体首長の割合を現在の2(与党)対8(野党)から5対5、ないし6対4にしなければならない』という発言をした」という報告を受けて、このような決定を下した。

最近16の市・道を巡回して懇談会を開いている金補佐官は「好きなときに大統領府を出入りしつつ、秘書室の行政官たちに選挙準備をせよと言う」などの発言をしたと、金総長は報告した。

これに先立ち、金補佐官は15日、釜山(プサン)でヨルリン・ウリ党の外郭組職である参加政治実践連帯の会員対象の特別講演で、与党の地方選挙の準備状況に憂慮を表明した。

金補佐官は「現在、大統領府の秘書官、局長級などの実務者たちが(地方)選挙に出る準備をしつつも『11月ごろに職位を上げて出る』として地域に行こうとしない」と指摘した。

さらに金補佐官は「私は彼らに『(予備)知事』『(予備)区長』と呼んで士気を高めているが、当事者たちにはまだ緊張感がない」と不満を吐露した。

また「文在寅(ムン・ジェイン)大統領民政首席秘書官はいろんな事情があって来年の釜山市長選には出さないことにした」とし、「慶尚南道(キョンサンナムド)知事(候補)は私ひとりだと思ったら、さらに2、3人いた」とも話した。

同日のハンナラ党の常任運営委で、金総長はウリ党の慶尚南道支部が19日に馬山(マサン)運動場で「公共機関移転の道民説明会」を開催することに関して、「与党が公共機関移転の功績を大きく見せつけ、地方選挙を有利に運ぼうとする典型的な事前選挙運動だ」と批判した。

野党の批判に対して、金補佐官は「大統領に民意を伝える『民意ツアー』は日常的な政治活動であり、特別補佐官が正式な国家公務員ではないだけに理解されうる水準だ」とし「選挙法違反だとはまったく思わない」と反論した。



ddr@donga.com