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夏休みシーズン、空の足に大混乱の恐れ

Posted July. 18, 2005 03:09,   

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アシアナ航空の操縦士労働組合が17日の正午から無期限のストライキに突入したことで、夏休みを迎えた旅行客の足や空港運営に大きな影響が出るものとみられる。

実際、同日のストにより一部の航空便に欠航や遅れが出た。また、18日からは国内線の168便のうち62便が運航を縮小し、19日からは国際線の運航にも影響が出そうだ。

空の便の乱れを受け、市民からは「給料の多い操縦士が夏休みシーズンにストを行い、市民に迷惑をかけている」という不満の声が出ている。

▲無期限のストライキ〓同日、アシアナ航空の操縦士組合は「定年保障などの核心内容をめぐる会社側との立場の隔たりが大きく、正午を期して無期限の全面ストに突入した」ことを明らかにした。

組合側は△定年の満58歳(その後2年間の委嘱で満60歳まで雇用)を保障すること、△勤務のための移動にかかる時間を年間の合計飛行時間(1000時間)に含めるとともに、手当てを支給すること、△操縦士の昇格や懲戒などを話し合う資格審議委員会に労働組合の議決権を取り入れることなど、約20項目の一括妥結を求めていた。

しかし、会社側は「組合が会社としては到底受け入れられない要求を続けており、交渉に進展がなかった」と話している。双方は同日午後、本社で団体協約の修正案をもとに交渉を再開した。

▲利用客の不便が現実のものに〓組合のストが始まった同日午後3時の出発予定だった金浦(キムポ)発−光州(クァンジュ)行のOZ8705便が欠航となり、金浦〜光州を結ぶ往復航空便2便の運航が停止となった。

同社は予約していた利用客に欠航の知らせを携帯電話のメールや電話などで行った。

しかし、金浦空港に着いてから欠航がわかった20人余りは、慌てて午後2時半出発の大韓航空便を利用する羽目になった。その他にも午後2時釜山発−北京行のOZ315便の操縦士が運航を拒否し、代わりの操縦士を探したため運航が遅れた。

会社側は同日、非組合員や外国人操縦士などストに加わっていない460人余りの操縦士を割り当て、国内線と国際線合わせて約280便がほぼ正常に運航した。

一方、大韓航空の操縦士労働組合は、同日争議対策委員会の委員26人が18日0時から、交渉が妥結するまでストライキに突入することを明らかにした。



run-juno@donga.com