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三星電子の第2四半期の利益、昨年比で半減

三星電子の第2四半期の利益、昨年比で半減

Posted July. 16, 2005 03:06,   

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三星(サムスン)電子の今年第2四半期(4〜6月)の営業利益が、昨年同期比56%減の1兆6500億ウォンにとどまった。当初、これは証券街で予想していた1兆7000億ウォンにも満たない。

このため、三星電子は第2四半期に1兆7280億ウォンの利益を上げたPOSCOに営業利益の第1位を譲った。

三星電子は15日、第2四半期の経営実績について、売り上げ13兆5900億ウォン、営業利益1兆6500億ウォン、純利益1兆6900億ウォンと、それぞれ集計結果を明らかにした。昨年の第2四半期より売り上げは9%減、営業利益と純利益はそれぞれ56%と46%減となった。

第1四半期(1〜3月)と比べると、売り上げは2%、営業利益は23%減っている。純利益のみ13%増となったが、これは三星カードが黒字に転じ、保有持分に対する評価利益が発生したからだ。

半導体液晶ディスプレー(LCD)の携帯電話など、目玉事業部門がいずれも低迷している。原油高とウォン高ドル安、内需不振などの悪い材料が重なり、収益を圧迫した。

半導体部門は、情報技術(IT)製品が季節的非需要期に入り、売り上げが前四半期比9%減となった。売上げは4兆1700億ウォンで、営業利益が1兆1000億ウォン。

Dラムの平均販売価格が前四半期比20ポイント低下している。

携帯電話の販売量は2440万台で、前四半期並み。上半期(1〜6月)に計4900万台を売り、今年度の目標である1億台販売はやすやすと達成できる見通し。

しかし、携帯電話も価格の下落が問題。平均価格が海外で176ドル、国内で34万2000ウォンで、前四半期(182ドル、35万6000ウォン)を下回った。競争の激化からマーケティング費用がかさみ、営業利益は減少している。

LCD部門の場合、売上げは2兆1200億ウォンで、前四半期より増しているものの、営業利益は127億ウォンで、かろうじて赤字を免れた格好だ。

生活家電は、エアコンの売れゆきが跳ね上がり、売上げ1兆ウォンに300億ウォンの営業利益となった。昨年第1四半期以来、5四半期ぶりの黒字という。

朱尤錝(チュ・ウシク)三星電子のIRチーム長は「第2四半期は、ウォン高による損失分が前四半期比2000億ウォン、昨年同期比9000億ウォン発生し、大きな痛手となった。下半期には、全部門の業績が改善されるだろう」と説明した。

株式市場では三星電子の第2四半期の業績不振より、下半期の業績改善にウエートを置く気配がうかがえる。三星電子の株価は54万2000ウォンで、前日比マイナス5000ウォンにとどまった。

総合株価指数も1、059.60で、前日比2.33ポイント下落にとどまり、三星電子の業績悪化によって証券市場がしわ寄せを受けることはなかった。



smhong@donga.com