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韓電の監査役は与党の「天下り本部」

Posted July. 09, 2005 03:00,   

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韓国電力(韓電)の常勤監査役と非常勤監査役に与党関係者が相次いで任命され、「天下り人事」の度を越えていると指摘されている。

韓電の発電子会社6社のうち、5社の監査役を与党関係者が占めており、「韓電は天下り本部」とまで皮肉られている。

韓電は最近、常勤監査役に郭鎮業(クァク・ジンオプ)元国税庁次長を、非常勤監査役に黄錫煕(ファン・ソクヒ)元平和(ピョンファ)銀行頭取と梁承淑(ヤン・スンスク)元国軍看護士官学校長を選任した。

韓電監査役などの主要役員は、株主総会の推薦と議決を経て、企画予算処長官が推薦し、大統領が最終任命することになっている。

郭新監査役は03年初め、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の実兄の健平(コンピョン)氏が、あるニュース週刊誌とのインタビューで次期国税庁長として支持するような発言をし、話題に上った人物だ。

健平氏は当時、「能力からみても、組職掌握力からみても、(郭国税庁次長が)次期庁長になるのが道理だ。大統領と同じ地域出身という理由で候補から排除されるなら、むしろ逆差別になり兼ねない」と言った。

今年新設された非常勤監査役に任命された黄元頭取は、ヨルリン・ウリ党江原道(カンウォンド)党後援会の現職会長だ。江原道党委員長は李光宰(イ・グァンジェ)議員だ。

また郭新監査役は昨年の総選挙の時、忠清南道論山(チュンチョンナムド・ノンサン)−錦山−(クムサン)−鶏竜(ケリョン)選挙区からヨルリン・ウリ党の候補として出馬し、李仁済(イ・インジェ)自民連議員に敗れたことがある。

これに先立って今年4月には、居昌(コチャン)農民会組職部長とウリ党慶尚南道(キョンサンナムド)党広報室長を勤めた権五星(クォン・オソン)氏が非常任理事に任命され、物議をかもした。

韓電は、常勤監査役には1億ウォンを超える年俸と車、事務室、秘書を提供する。また、非常勤監査役と非常任理事には月250万ウォンの活動費が支給される。



changkim@donga.com