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「コリアンドリーム」を実現する海外同胞出身のCEOたち

「コリアンドリーム」を実現する海外同胞出身のCEOたち

Posted July. 09, 2005 03:00,   

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▲「コリアンドリーム」を実現する海外同胞のCEOたち〓韓国P&Gの金尚鍱(キム・サンヒョン)社長は10歳の時、米国へ移民した。米P&G本社と日本でマーケティング担当役員や戦略企画部門長などを経験した。P&Gは、韓国がアジアの重要なマーケットであるにも関わらず、実績が伸び悩んでいることを受け、03年7月、金社長に韓国P&Gの総責任者の辞令を出した。

韓国ピザホットの鉠仁秀(チョ・インス)社長も、子供のとき、両親と一緒にブラジルへ渡った移民1.5世代。鉠社長は米P&Gを経て、1997年ピザホット、KFC、タコベルを運営する米トライコングループに迎え入れられた。韓国ピザホット社長を務めて7年目になる。

米国同胞である農心(ノンシン)ケロッグの李昌鎏(イ・チャンヨプ)社長は、先月就任した。ジレット、P&Gなど多国籍企業の米国本社、マレーシア支社でマーケティング経歴を積んだ後、1999年からハーシーフード韓国支社長を、01年からはヘテ製菓最高マーケティング経営者(CMO)を務めた。

エアコンなど家電を製造するキャリア・コリアのジョン・リー社長も米国同胞。米陸軍士官学校出身で、1993年からキャリアの米本社であるUTCグループに入社して、航空、電池事業分野を経た後、03年からキャリア・コリアを率いている。

1月からサンバンウルに就任した李浩林(イ・ホリム)社長も米国同胞で、ペプシ、ウォールマート、モレックス、テキサス・インストルメントなどグローバル企業をあまねく経験した。韓国ピザホット社長とウォールマートコリアの最高運営責任者(COO)の時代の成果が評価され、サンバンウルにスカウトされた。

生活用品メーカーのオキシィーに務めるもう一人のジョン・リー社長も米国同胞だ。このほか、セキュリティ業者の韓国マカフィーのムン・ギョンイル社長とソリューション業者のSASコリアのチョ・ソンシク社長も海外同胞出身。

▲実績でものを言う〓海外同胞のCEOは、国際感覚と韓国的な感受性を結合し、韓国市場で大きな成果を上げている。韓国P&Gの金社長が代表的だ。同社の高級シャンプーの「パンティーン」は世界で不動の1位を占めているが、韓国ではLG生活健康の「エラスチン」にたびたび遅れを取っていた。しかし、金社長就任後の昨年末、1位を奪還した後、エラスチンとは追いつ追われつの競争を繰り広げている。2、3位を転々としていたフケ専用シャンプーのヘッド&ショルダーも今年から1位を占めている。

韓国ピザホットは、ピザホットが進出した世界80ヵ国のうち、三番目に実績が良い。ライバル会社に先駆けて、韓国人の口に合うメニューを開発したおかげだ。景気低迷にも関わらず、韓国ピザホットは毎年20%ぐらい成長を続けている。

キャリア・コリアのジョン・リー社長は就任後、外資系家電メーカーとしては初めて、キムチ冷蔵庫を作った。さらに、化粧品冷蔵庫、マイナスイオンエアコンなど、韓国消費者のニーズに合わせた商品を次から次へと開発し、キャリアの土着化を進めている。

韓国マカフィーはムン・ギョンイル社長就任後、年平均50%ずつ持続的に成長しており、5月には支社から現地法人へ昇格した。SASコリアは、チョ社長就任初年の昨年の売り上げが前年対比20%成長し、純利益も1年前の赤字から9億ウォンの黒字へ転換した。



artemes@donga.com