米国務省、「北朝鮮への兵器原料海上輸送を２件遮断」

ライス米国務長官は先月３１日、「この９ヵ月間、大量殺傷武器の拡散と係わる１１件の動きを摘発した」と発表した。

ライス長官は同日、大量破壊兵器拡散防止構想（ＰＳＩ）加盟国など６０ヵ国あまりの外交ミッションを国務省に招待し、ＰＳＩ体制発足２周年を記念する場でこのように述べた。ＰＳＩは０３年、米国の主導によって、「特定国家」が核兵器、化学兵器、ミサイルなど大量破壊兵器（ＷＭＤ）の開発に必要な装備および物質を流通させるのを阻むため、航海中の船舶に対し予告なしに検問や拿捕まで可能にした制度だ。

リチャード・バウチャー国務省スポークスマンは続いて開かれた定例ブリーフィングで、「（ライス長官が言及した）１１件の中には、北朝鮮関連『２件』、イラン関連『２件以上』が含まれている」と追加で説明した。

バウチャースポークスマンは、「米国は他の国々と両者協力を通じて、化学兵器生産に用いられる物質の北朝鮮流入と、核プログラムに有用な物質の北朝鮮搬入を阻止した」と語った。

尹鍾求 金昇鍊 jkmas@donga.com srkim@donga.com