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LGグループのCEO、倫理講演の人気講師に

LGグループのCEO、倫理講演の人気講師に

Posted May. 30, 2005 03:20,   

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「経営者自身がやったことなら何でも、ニューヨークタイムズの1面に載せられて恥ずかしくあってはいけません」

車錫勇(チャ・ソクヨン)LG生活健康社長が今月初め、ソウル大学と延世(ヨンセ)大学の経営学科の学生らを対象に行った「最高経営者(CEO)と倫理的リーダーシップ」というテーマの特別講演で、自分が多国籍企業のP&Gで働いていたときに学んだP&Gの「ニューヨークタイムズルール」を紹介した。一企業の経営者なら、自分がやった事が誰に公開されても一点の恥じることでもあってはならないということだ。

車社長は、「操縦士が可視距離が十分なときには広く見て安全運航できるように、企業も透明経営が最優先であり、経営者は誰よりも倫理的でなければならない」と強調した。

最近、LGグループの主な系列会社のCEOが、各大学や政府省庁から倫理経営に関する特別講演をしてくれるよう相次いで要請されている。

金双秀(キム・サンス)LG電子副会長は、このほど大韓商工会議所と外交通商部主管の外部講演でLG電子の正しい人材像の「ライトピープル(Right People・正しい人間)が揃えるべき条件として、透明経営と倫理経営の重要性を力説した。

金副会長は、「企業がうまく行くためには、専門経営陣と重役会を中心に透明な経営体制を構築しなければならない。役職員とコンセンサスを形成するためには、会社の経営実績を透明にし労組と共有しなければならない」と主張した。

盧岐鎬(ノ・ギホ)LG化学社長は、大学での特別講演の時は決まって自分の経営哲学である「従善如流(善に従えばいつも水のように流れる)」を紹介する。このほど、韓国科学技術院(KAIST)、浦項(ポハン)工科大学、麗水(ヨス)大学などで相次いで特別講演を行った盧社長は、学生に対して、「実業家もいつも善に従う倫理経営を実践しなければならないが、成功した経営者を夢見る皆さんも、日ごろから善に従う姿勢を持たなければならない」と強調した。

LGグループのCEOが倫理講演の「人気講師」になったのは、LGの持株会社への転換が成功裏に定着している上、透明経営を原則とする「LGWAY(LGの経営方式)」宣言以後、大学街でLGの経営文化に対する関心が高くなっているためだとグループ側は説明している。

金光仲(キム・グァンジュン)LG正道経営TFT常務は、「協力会社に対する不当な業務処理など役職員の不公正行為に対して随時調査を行っており、インターネットでも情報を提供してもらっている」と述べた。

具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長は最近、役職員に対し「実績を意識しすぎると、中小協力会社との共存パートナーシップを阻害する恐れがある。LGは協力会社が一番信頼して取引したい企業になるよう、最善の努力を尽くしてほしい」と述べた。



崔永海 yhchoi65@donga.com