
史上初めて、韓国と北朝鮮間プロボクシング・チャンピオン決定戦が平壌(ピョンヤン)で開かれる。
朴商権(パク・サンクォン、54)韓国ボクシング委員会(KBC)会長は20日、「北朝鮮の朝鮮体育指導委員会と6月28日、平壌で、韓国のソン・チョロン(18・写真)と北朝鮮選手の世界女子ボクシング評議会(WBCF)ミニフライ級チャンピオン決定戦を行なうことに合議した」と発表した。
プロボクシング・チャンピオンベルトをおいて南北韓選手が対決するのは、男女をひっくるめて分断以後、今回が初めてだ。また、平壌で南北韓選手がプロボクシング試合をするのも最初だ。
ソン・チョロンは昨年12月、KBCチャンピオンに上がり、5戦5勝(3KO)の全勝街道を走っているインファイター型の有望な選手。北朝鮮選手はまだ決まらなかったが、KBC側によれば数日内に決定されるという。ソン・チョロンの試合以外にも、北朝鮮選手3人が3階級にわたって米国など外国選手とチャンピオン決定戦を行なうなど、この日だけで四つの階級のチャンピオン決定戦が行なわれる予定だ。
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