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努力派の金ジンヨン、「天才」に雪辱

Posted May. 15, 2005 23:02,   

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「天才」朴柱永(20・FCソウル)と「努力派ゴールゲッター」金ジンヨン(23・蔚山現代)。プロサッカーのグラウンドを縦横無尽に駆け巡る二人の新星の対決は、金ジンヨンの勝利で終わった。

15日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)ワールドカップ競技場で行われた三星(サムスン)ハウジェンKリーグ2005開幕戦の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)−FCソウル戦。金ジンヨンは、前半のインジャリー・タイムにGKの動きを見極めならが冷静にヘディングを決め、チームの1−0勝利を導いた。正規リーグ開幕初ゴールであると同時に、カップ大会である「三星ハウジェンカップ2005」を含めて今シーズン7点目だった。

昨年、漢陽(ハンヤン)大を中退してプロ入りした金ジンヨンと、今シーズン序盤、高麗(コリョ)大を休学してプロサッカーの世界に足を踏み入れた朴柱永。二人は三星ハウジェカップで並んで6点を入れ、プロサッカーの「新ルネサンス」を主導している主人公だ。

金ジンヨンはペナルティー・エリア左側から玄泳民(ヒョン・ヨンミン)が上げたクロスを、ゴール枠の右サイドに駆け込みながらヘディングした。ボールはFCソウルのGK元鐘悳(ウォン・ジョンドク)の動きとは反対方向の左側へ決まった。1日の三星ハウジェンカップで激突した初対決では朴柱永に決勝ゴールを許し1−2と判定負けしたが、見事に雪辱を果たした。蔚山は、金ジンヨンの決勝ゴールに支えられ、「万年二位脱出」に弾みをつけた。

同日の試合では前半6分、FCソウルのクァク・テヒが蔚山のカルロスにファウルをしてPK宣告が出るや、FCソウルの選手たちが激しく抗議し、試合が4分以上中断したが、その後も、審判がホイッスルを鳴らす度に選手たちが強く抗議し、観客たちから批判の声が出た。その過程で蔚山のカルロス、FCソウルのヒカルドが退場処分を受けた。両チーム合わせて警告が約10回も出た。ファウルはFCソウルが20回、蔚山が9回。選手たちの抗議による試合中断で、前後半のインジャリー・タイムだけで9分間行われた。

昨年のKリーグ王者、水原三星(スウォン・サムスン)はクァク・ヒジュの同点ゴールで大田(テジョン)シチズンと1−1で引き分けた。城南一和(ソンナム・イルファ)はブラジル出身のドドの決勝ゴールで全北(チョンブク)現代モータースを1−0で下した。



yjongk@donga.com