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ウ・ジヘ、世界チャンピオンを目指せ

Posted May. 12, 2005 23:20,   

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「これからは世界チャンピオンが目標です」

韓国初の「父娘チャンプ」はもっと大きな夢を抱いていた。

6日、奨忠(チャンチュン)体育館で行なわれた韓国ボクシング委員会(KBC)女子スーパーフェザー級チャンピオン決定戦で、金テソン(29)選手に3−0で判定勝ちをおさめ、初代韓国チャンピオンになったウ・ジヘ(18)選手。彼女は現役時代、「ブルドーザー」と呼ばれながらジュニアライト級とライト級の二つの体級韓国チャンピオンをしたウ・ドング(43)さんの長女。

韓国で父と娘がボクシング・チャンピオン・ベルトを結んだのはウさん父娘が初めてだ。世界的には米国のボクシング英雄、ムハマド・アリ選手と、現在、国際女子ボクシング協会(WIBA)スーパーミドル級チャンピオンであるレイラ・アリ選手が代を引き継いだチャンピオン。

ウ・ジヘの父親は監督で、母親のソン・ヒョンスク(41)さんはコーチの役目をする。ご主人に付いてボクシング競技場を出入りし、競技ビデオを分析して来たソンさんは技術に関するアドバイスもできるほどボクシング理論家だ。

ウ・ジヘがグローブをはめたのは高校2年生の時。小学校の時からテコンドーをしてきた彼女は、父に勧められボクシングを始めた。父は娘の適性を分析してみた結果、テコンドーの五輪金メダルリストよりはボクシング世界チャンピオンの方がもっと可能性があるという結論を下した。

昨年3月、プロテストを経て、7月にデビューしたウ・ジヘは、「チャンピオンの娘」らしく3戦全勝をおさめてチャンピオンに上がった。そして人生の目標を決めた。

「いままで、ボクシングがはたして私の人生の道だろうか半信半疑でしたが、今回、韓国チャンピオンになって確信が持てるようになりました。これからは世界チャンピオンが目標です」

ボクシング体育館を運営しているウさんは毎日、娘のスパーリング・パートナーをして来た。「私を殴れ」と娘のパンチに殴られてみて強度を点検し、姿勢も校正してあげている。この頃も、1日に近くの野山を2回走り、3000回以上も繩跳びをするほど大変な訓練をさせる。

しかし、ウ・ジヘも今は父の心が分かる。「他人に学ぶよりも意思疎通がよくできて、一つでももっと教えてくれるので良いです」。

一方、ウ・ジヘの弟、ウ・ビョンジュン(17)も今年、プロボクシング新人王出場を準備している。

家族全員が世界チャンピオンに向けて走っている。



bluesky@donga.com