Go to contents

「20歳の天才」朴柱永、W杯代表入り

Posted May. 10, 2005 23:22,   

한국어

「天才」朴柱永(20・FCソウル)が「ボンフレール号」に乗り込んだ。

大韓サッカー協会は10日、ボンフレール代表監督の要求を受けて2006ドイツワールドカップ(W杯)・アジア地域最終予選A組のウズベキスタン戦(6月3日)とクウェート戦(6月9日)のアウェーに臨む国家代表メンバー(22人)に朴柱永を入れた。

朴柱永が代表に選ばれたのは、去年4月のパラグアイ戦、同年7月のアジアカップに向けた招集リスト、今年1月の米国転地訓練の予備メンバーリスト(去年12月10日発表)に続いて4回目だ。しかし、これまではリストに名前を上げただけで、国際Aマッチには一度も出場していない。今回が事実上初めての抜擢となる。

○地獄のレース

朴柱永は今後一月以上の地獄の強行軍を耐えなければならない。20歳以下青少年代表と国家代表の両方に名前を上げており、プロサッカーKリーグの3試合(15、18、22日)に出場しては、24日の国家代表合宿訓練に参加してウズベキスタンとクウェートとのアウェー戦をこなす。それが終わると、6月10日からオランダで開かれる世界青少年大会に参加する青少年代表に合流しなければならない。青少年代表は6月13日にスイス、16日にナイジェリア、18日はブラジルと対戦する。

朴柱永は「選手はピッチに立つ時が一番幸せだ。国家代表でもすべてを出しきって手ごたえのあるプレーを見せたい」と語った。

○生存競争

朴柱永を代表に選んだ表向きの理由は、軍入隊で欠場する「ソルバウド」こと薛埼鉉(ソル・ギヒョン、ウルバハムプトン)の代替カードだ。しかし、朴柱永に対して、これまで「まだ十分に熟していない」と言っていたボンフレール監督が「ずいぶん伸びた」と評価したところでの抜擢であることから、攻撃戦術に変化を与える上で核心カードとして使われる状況も考えられる。

朴柱永は、青少年代表では動かない主力だが、国家代表ではレギュラ競争が不可避だ。安貞桓(アン・ジョンファン、横浜)、李東国(イ・ドングク、浦項)、車(チャ)ドゥリ(フランクフルート)、チョン・ギョンホ(光州尚武)など名うての先輩たちと競争しなければならない。

○朴柱永カード成功するのか?

李容秀(イ・ヨンス)KBS解説委員(世宗大教授)は、「代表チームで攻撃戦術に変化を与えられるカードは朴柱永しかない。代表チームのあらゆる戦術が露出しているため、朴柱永をどう活用するのかによって攻撃に多様な変化を与えることができるはずだ。Kリーグでもよく適応したから肯定的に考えたい。90分フルタイムは難しいと思うけど、45分ジョーカーとしては充分に活用価値がある選手だ」と話した。

一方、ボンフレール監督は、初めて代表に選ばれた「新人FW」金ジンヨン(蔚山)と守備の金ハンユン(富川SK)を含めて22人の予備メンバーを確定した。



yjongk@donga.com