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基礎年金制、国民年金加入者の6割以上が賛成

基礎年金制、国民年金加入者の6割以上が賛成

Posted April. 17, 2005 23:09,   

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国民年金加入者10人のうち6人程度が、今の制度を根本的に改革し、基礎年金制を導入する案に賛同していることが浮き彫りになった。保険料率と支給される年金の水準を調整し、現在の制度を補完する案に賛成する人は10人のうち2人にも及ばなかった。

東亜(トンア)日報は世論調査専門機関であるコリア・リサーチセンター(KRC)に依頼して、保険料を支払っている20歳以上の国民年金加入者502人を対象に11日、年金改革方法についてアンケート調査を実施した。現在、国民年金法は国会で改正を巡る論議が行なわれており、国際通貨基金(IMF)からも最近、韓国の年金改革が急がれるとの指摘を受けた。

調査結果では、「税金を財源にして、すべての高齢者に最低生計費水準の年金を支払う基礎年金制を導入し、所得のある人は追加で年金に加入する方法」に対して60.4%が賛成した。基礎年金制は、現在、野党ハンナラ党と民主労働党、市民団体の参加連帯が導入を検討している。

また、2030年までに保険料を15.9%に引き上げ、老後に支給される年金を2008年まで平均所得の50%に減らすことを内容とする国民年金法改正案に対しては、16.8%が賛成し、73.5%が反対した。

基礎年金制に対する賛成率が高く出たのは、部分積み立て式である現在の国民年金制度に対する国民の不信が反映されたものと解釈される。基金が枯渇の危機にある原因については、半数を上回る60.5%が「政府が年金基金運用を誤っているから」と回答した。

今回の調査は、国民年金加入者を地域、性、年齢、職業別の割合に沿って振り分けて電話で調査した。標本誤差は95%の信頼水準で、±4.4%ポイント。調査の詳細はトンア・ドットコム(donga.com)の世論調査資料室で閲覧できる。

◆基礎年金制とは?:すべての国民に老後に定額の年金を支給するのを目的にした公的年金。方式はいろいろあるが、以前の所得水準や職業と関係なく同じ金額の年金が支給される。



sunny60@donga.com susanna@donga.com