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今年の大学欠員率、13%で8万8034人

今年の大学欠員率、13%で8万8034人

Posted April. 10, 2005 23:12,   

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「『就職ができる』とうそをついたり、『奨学金がたくさん出る』と勧誘してでも、競合大学の合格者を奪ってくるほかない。」(S大学教授)

「大学の危機をずっと口にしてきたが、もはや『津波』が押し寄せてきたかなと、しみじみと感じる。」(D大学教授)

大学の学生募集難を取材するために会った大学関係者たちは「競争力のない大学は生き残れない厳しい時代が到来した」と口を揃えた。

05年度新入生募集選考を完了した大学は、新入生の欠員率など、入試情報を韓国大学教育協議会と韓国短期大学協議会に報告している。

教育人的資源部が大学の構造調整を強く進めている中で、大学は大規模な新入生の定員枠割れの上、最初に施行される大学情報公開を前に神経を尖らせている。

▲欠員率の規模は?〓202校の一般大学と158校の短期大学の05年度新入生の欠員率の現状を調査したところ、一般大学4万951人、短期大学4万7083人など、全体募集定員枠の13.2%に当たる8万8034人が満たなかったものと集計された。

前年度の欠員率の持ち越し人員を含め、計66万7094人を募集したが、実際登録した新入生は57万9060人に止まったという。

一般大学の場合、地域別の欠員率は高卒者数に比べ、大学の募集定員がずっと多い全羅南北道(チョルラナムブクト)と慶尚北道(キョンサンブクト)地域が高かった。

全羅南道が33.4%(5134人)で最多であり△全羅北道21.3%(4492人)△光州(クァンジュ)20.1%(3797人)△済州道(チェジュト)19.0%(661人)△江原道(クァンウォント)17.1%(3552人)△慶尚北道14.4%(5002人)△忠清北道(チュンチョンブクト)13.8%(2834人)△大田(テチョン)13.5%(2899人)△慶尚南道12.8%(2659人)などだった。

それに対し、ソウル(1.3%・1102人)、京畿道(キョンギト・4.7%・1899人)、仁川(インチョン・2.3%・160人)など、首都圏と大邱(テク・2.9%・327人)、釜山(プサン・5.3%、1930人)など大都市の大学は、欠員率が1〜5%に過ぎなかった。

△解雇の危機に立たされた教授〓慶尚北道と全羅道地域ではじまった定員割れ事態は、忠清南道の天安市(チョンアンシ)圏の大学にまで飛び火し、最近は首都圏の大学も気をもんでいる。

忠清北道のある短期大学は、これまで欠員率が10%未満だったが、今年は30%そこそことなった。同大の関係者は「ソウルの江南(カンナム)一帯にチラシまで配り、追加募集を行ったが無駄だった」と述べた。

江原道圏のD大は、今年の募集定員枠909人のうち、173人のみ埋まり、欠員率が91%に上っている。

昨年教育人的資源部の監査で財団の校費横流し、親族の採用など、不法行為があぶりだされたことから、官選理事会体制に変わり、学生たちに見捨てられたからだ。

全羅道圏のC大は「前年度より定員枠を350人あまり減らして欠員率を23%をおさえた」と説明したが、実際の欠員率は32.3%に上る。

また、他の大学の教授は「就学能力試験の成績だの、内申だのは贅沢な話で、何が何でも無条件に入学してもらうのが最優先目標だ。競合大学に合格してもうちの大学に登録すれば、奨学金50万ウォンを与えたり、入学初学期の入学金と登録金は免除したりする」と打ち明けた。

学生の「肩身」が広くなったのに対し、教授の地位は地に落ち、学校構成員の位階が「学生様」→「職員様」→「教授X」となったと言う笑い話さえ聞かれる。

一部の大学は、学生の募集のできない学科を廃止したり、教授の専攻を転換してもらうようにし、教授が事実上解雇に追いやられる場合もある。

釜山・慶尚南道圏のD大は2月末、職級にかまわず、教授の早期退職申請を受け付けている。9人は名誉教授に、3人は7年制契約教授に転換した。名誉教授は残余期間のうち、5年までは本給の70%、それ以後は25%のみ受け取ることになる。



inchul@donga.com