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北朝鮮、イランに負けて3敗 W杯遠ざかる

北朝鮮、イランに負けて3敗 W杯遠ざかる

Posted March. 30, 2005 23:31,   

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北朝鮮サッカーの念願である40年ぶりのW杯本大会出場が事実上不可能になった。北朝鮮は30日、平壌(ピョンヤン)金日成(キム・イルソン)競技場で行われた06W杯ドイツ大会アジア地域最終予選Bグループ第3戦のイラン戦で、前半と後半に1ゴールずつ奪われて0−2で完敗した。これで北朝鮮は3敗を記録して、Bグループの最下位になった。イランは2勝1分け(勝ち点7)でグループ首位に出た。

北朝鮮は残りの3試合ですべて勝利しても勝ち点9点を確保するに止まるのため、自力ではグループ2位までに与えられるW杯本大会出場権を勝ち取るのが難しくなった。さらに日本戦(6月8日)はホーム試合で臨むが、イラン(6月4日)戦とバーレーン(8月18日)戦はアウェーで戦うため、残りの全試合で勝つのも難しい状況だ。

1966年、イングランドW杯で8強神話を作り出した後、本大会の舞台を踏むことがなかった北朝鮮は、06ドイツW杯予選を控えて、日本Jリーグで活躍している安英学(アン・ヨンハク、名古屋グランパス)らを迎え入れたものの、ずさんな守備が問題だった。

イランは国際サッカー連盟(FIFA)ランキング20位、北朝鮮は91位。25日のバーレーン戦でカウンターに崩れた北朝鮮は、強豪イランを迎えて慎重に試合を展開したが、ドイツブンデスリーガーで活躍中の選手が大勢布陣しているイランは、老練な試合運営で北朝鮮より一枚上だった。

金映水(キム・ヨンス)と崔哲万(チェ・チョルマン)が2トップに出た北朝鮮は、前半12分、見事なシュートでイランのゴールポストを脅かした。27分には金チョルホが再びシュートを放ち、ゴールを狙う場面もみられた。

しかし、マハダビキア、カリミ、ハシェミアンら強力な攻撃手が出たイランは、前半22分、ザンディが強力な左足のシュートを放って流れを変えては、33分に先制ゴールを決めた。フリーキックのチャンスでマハダビキアが北朝鮮のゴールポストに向けて蹴ったボールが、北朝鮮の守備手の頭を過ぎてそのままゴールに吸い込まれたのだ。

7万余りのホーム観衆の一方的な応援に支えられ、北朝鮮は前半のシュート数5—6で対等な試合をした後、後半に入ってから3人を交代して波状攻撃に乗り出したが、後半35分、ネクナムに2ゴール目を許し、敗北を喫した。



stt77@donga.com