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韓国、サウジに完敗 戦術不在が浮き彫りに 06W杯最終予選

韓国、サウジに完敗 戦術不在が浮き彫りに 06W杯最終予選

Posted March. 28, 2005 00:21,   

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先月9日、06W杯ドイツ大会に向けた最終予選1次戦でクウェートを完破した時に見せてくれた太極戦士らの機動力と闘志は見る影もなかった。薛鐗鉉(ソル・ギヒョン)、李東国(イ・ドングク)、李天秀(イ・チョンス)を3トップにして、朴智星(パク・ジソン)、金南一(キム・ナムイル)を中央に配置したが、パスミスを連発するなど、まったく攻撃の活路が見い出せなかったのだ。柳想鉄(ユ・サンチョル)が指揮する3バックの守備ラインも、手薄だったのは同じだ。

▲ボンフレール監督の戦術不在〓ボンフレール監督は、「サウジに対する分析を終えた」と勝利を確信したが、かえってサウジの作戦に巻き込まれた。足の遅いサウジの3バッグの後方スペースに付け込めば勝ち目があるとし、訓練もそこに焦点を合わせた。しかし、いざサウジが4バックに出ると、韓国の攻撃陣は慌てて攻撃ルーツを探せず、かえってサウジが韓国3バックの後方スペースに付け込んで得点に成功した。

李ヨンスKBS解説委員は、「相手が4—4—2に出れば、それに相応しい戦術変化がなければならないが、何の変化もなかった。側面攻撃が完全に塞がれ、李東国は長身の守備手に囲まれてまともにプレーできなかった」と述べた。辛文善(シン・ムンソン)SBS解説委員は、「柳想鉄、李天秀、金東進(キム・ドンジン)など、調子の良くない選手らをあえて先発出場させた理由が分からない」と述べた。

ネチズンも「李天秀と金南一(キム・ナムイル)を早く交代しなければならなかったのに、タイミングを逃がした」とし、監督の「戦術不足」を批判した。

▲30日のウズベキスタン戦、重大な危機〓韓国は30日、ソウルW杯競技場で行われるウズベキスタンとの最終予選第3戦に必ず勝たなければならない状況。もし引き分けたり負けたりすると、「ドイツ行きのチケット」を逃がす公算が高くなる。

ウズベキスタンはA組でも一番弱いと評価されるチーム。しかし、パワーをベースにする欧州型サッカーを駆使するため、韓国には難しい相手だ。辛委員は、「ウズベキスタンは選手個人を見れば優秀だが、私たちが強くプレスすれば選手らの集中力は落ち、簡単に崩すことができる」と分析した。同氏は、「早くサウジの悪夢を振り切ってウズベキスタン戦に集中する姿勢が必要だ。問題は、現在、活用できる人力の少ない守備ラインをどうやって安定させるかがカギを握っている」と述べた。

専門家らは、「6時間の時差があるサウジと韓国を往来しながら、4日後には再び試合に臨まなければならない選手らの体の調子が心配だ。何よりボンフレール監督が選手らをよく管理してチームを安定させるのが大事だ」と指摘した。



yjongk@donga.com