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中ロ、合同軍事演習実施へ

Posted March. 20, 2005 23:11,   

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中国とロシアが急速に近付いている。両国は昨年末、国境紛争を終結し、ロシア国内のエネルギー資源の共同開発に合意したのに続いて、今度は過去初めての合同軍事演習を実施することにした。

中国とロシアが両国関係史上初めて、8〜9月に「友誼2005」という合同軍事演習を実施することにし、演習場所は朝鮮半島に近い山東半島と西海(黄海)に決めたことを20日香港の鳳凰衛星テレビが報じた。

ロシアの消息筋はこれに関連し、「バリエフスキー参謀総長が17〜20日に中国を訪問し、今年の両国軍事演習の実施方法や内容、参加兵器の種類、兵器装備について合意した」と伝えた。

同参謀総長は周辺諸国の憂慮を意識し、「合同軍事演習は第3国を狙ってのものではなく、反テロと軍事演習の水準向上を図ることが目的だ」と説明した。

しかし、軍事専門家らは「両国の軍事演習は最近、日米が台湾海峡を共同の戦略目標と掲げたほか、アフガニスタン戦争をきっかけに中央アジアに軍事影響力の拡大を図ることをけん制するためのものだ」と分析した。

特に、山東半島での合同演習は有事の際、韓国と在韓米軍、日本と在日米軍に対する軍事対応を想定している可能性が高いとみている。

合同演習はロシアがIL−76輸送機で演習地域に空挺部隊を投入させたり、Tu−22M3中距離爆撃機で仮想の標的に巡航ミサイルを発射したり、Su−27SM最新鋭戦闘機で地上部隊を爆撃したりするシナリオとなっている。また、潜水艦などを使用した海軍演習も実施されるという。鳳凰テレビは当初は中国が台湾に近い浙江省を演習地域にするよう提案したが、ロシアは台湾をはじめ米国や日本が強く反発することを懸念したと伝えた。



黃有成 yshwang@donga.com