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北朝鮮の上空で反射性ガスを検出

Posted March. 03, 2005 22:40,   

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米国政府が昨年末、北朝鮮周辺で採取した大気を分析した結果、「使用後の核燃料(spent fuel)」

棒を再処理してプルトニウムを抽出する時に発生する「クリプトン85」を検出したと朝日新聞が3日、米国の消息筋を引用して報じた。

米国政府は、クリプトン85が1年半ぶりに再び検出されたことは、北朝鮮が、これまで存在が知られていない「第2の核施設」を保有しているか、核再処理作業が極秘裏に続いている可能性を表わすものと見ていると同紙は伝えた。一角では、このガスの検出をめぐり、北朝鮮が交渉カードではなく実際の核保有を目標にしている証拠だと解釈している。

米軍は、東海(トンへ、日本海)上空のWC135Wという気象観測器を利用して、北朝鮮から流れる大気のサンプルを採取する方式で、北朝鮮の核活動を監視している。クリプトン85が検出されたという報告は、米政府内の限られた幹部にだけ伝えられ、ガス発生の時期と場所などの詳しい分析作業が続いている模様だ。

韓国と米国政府は昨年9月、北朝鮮と中国の国境付近の両江道(ヤンガンド)一帯で大規模な爆発事故が発生した時、核実験の可能性に神経を尖らせたが、クリプトン85のような証拠物質が感知されず、単純な爆発だと結論を下した。



朴元在  parkwj@donga.com