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ドバイ油価格、史上最高値

Posted March. 01, 2005 22:34,   

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中東産ドバイ油の現物価格が史上最高値を更新するなど、昨年10月以降安定していた国際原油価格がまた急騰する兆しを見せている。

このような傾向が続けば、原油輸入の78%を中東地域に依存している韓国の産業界にも、少なからぬ悪影響が予想される。

1日の韓国石油公社によると、先月28日に現地で取り引きされたドバイ油は前日より0.69ドル上がったバレル当り42.68ドルで取り引きを終えた。

これは第2次オイルショックがあった1980年11月24日の42.25ドルより0.43ドル高い価格で、原油現物市場のできた1980年からでは最高水準だ。

同日、ウェスト・テキサス・インターメディエート(WTI)は前日より0.66ドル上がった51.66ドルで、北海ブレント油は0.25ドル上がった49.95ドルで取り引きを終えて、今年に入って最も高い価格を見せた。

昨年末15ドル以上の差をつけたWTIとドバイ油の現物価格の差は、同日8.98ドルまで縮まった。

国際原油価格が大幅上昇するのは、米国東北部地域の寒さが続くだろうという予報と、ドル安による投機資金(ヘッジファンド)の石油市場への流入によるものとみられる。

特にドル安が進むと、代替の投資先を捜しているヘッジファンドが原油先物市場に多く流れていく。

原油決済手段であるドル安で石油輸出国機構(OPEC)の加盟国が資産価値の下落を防ぐため、原油減産で高油価を維持しようとする点も油価上昇の原因に指摘される。

石油公社は「16日開かれるOPEC総会で各加盟国の減産可否が決まる予定であるため、同会議の結果を見守る必要がある」と話した。



金昌源  changkim@donga.com