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「秩序揺らす改革は改革ではない」最高裁裁判官補者者が苦言

「秩序揺らす改革は改革ではない」最高裁裁判官補者者が苦言

Posted February. 22, 2005 22:54,   

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最高裁判所裁判官候補に推薦された梁承泰(ヤン・スンテ)氏は22日、死刑制度と姦通罪の廃止に賛成するとの意見を示した。梁氏はこの日、国会・人事聴聞特別委員会に出席し「個人的に死刑制度の廃止を望むが、国民の多数が賛成しないという問題がある」と答えた。また「憲法裁判所は姦通罪が違憲でないと判断したが、立法政策的な側面からは(姦通罪に)現在、大きな妥当性がないのではないかと考えている」と述べた。

梁氏は、大統領が赦免権を乱用する問題について「赦免権は憲法上、大統領固有の権限だが、赦免権をあまり頻繁に広範囲に行使するのは司法府の独立と関連し、問題があると考える」と指摘した。梁候補は、また、与党ヨルリン・ウリ党の崔龍圭(チェ・ヨンギュ)議員が立法を進めている「親日反民族行為者の財産を返還させるための法案」については憲法違反の恐れがある、との見方を表明した。

梁氏は、裁判所の改革問題については「従来の秩序をひっくり返し、全く新しいものを導入するのが改革だとは考えていない」とし、「最高裁があまりにも保守的だとの指摘が多いが、法の属性があまりにも頻繁に変化すると社会の安定が破壊されるため、一貫性を維持しなければならない」と述べた。

人事聴聞特委の委員多数はこの日、聴聞会を通じて、梁氏の資質と能力に問題はない、と判断したものとされる。これによって人事聴聞特委は23日、「梁候補者が最高裁裁判官に適している」との意見を盛り込んだ報告書を採択する可能性が高い。25日、国会の本会議に上程される梁候補者の最高裁裁判官任命同意案も、無難に可決される見込みだ。



李明鍵 gun43@donga.com