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北朝鮮の核保有宣言は「揺れる中国」への先手?

北朝鮮の核保有宣言は「揺れる中国」への先手?

Posted February. 16, 2005 22:45,   

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北朝鮮の核兵器保有及び6者協議への不参加宣言は、中国に対する一種の「先制」行動だったのか。

米政府の韓半島政策関係者は15日、記者との電話で「北朝鮮の2月10日の宣言は一種の中国に対する『先制行動』だった」と話した。中国政府が最近、米国が提示した北朝鮮核物質輸出関連の証拠に影響を受けて搖れる姿を見せるや、北朝鮮が局面を打開するために先手を打って出たという説明だ。

同関係者によると、米政府は去年初めから「北朝鮮は米国の大統領選挙直前やブッシュ大統領再選後、挑発的な行動をする可能性が大きい」という基調の内部報告書を作成して、シナリオ別の対応策を議論してきたため、北朝鮮の核兵器保有宣言は全く予想できない状況ではなかったという。

関心は北朝鮮の宣言時点だった。この関係者は「ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のマイケル・グリーンアジア担当上級部長が1、2日北京を訪問して、胡錦涛国家主席にブッシュ大統領の親書を渡した後、中国指導部内に微妙な雰囲気の変化が察知された」とし「北朝鮮もそのような変化を感じた」と話した。

グリーン部長が渡したブッシュ大統領の親書は通常の首脳間親書とは違い、非常に力いトーンの注文を盛り込んでいたという。

タイム最新号(21日付発行)によると、ブッシュ大統領の親書内容は非常に直接的だっただけでなく、中国指導部に「北朝鮮に対して深刻になる必要がある」という点を力説する内容だったというのだ。

また、米政府関係者は韓国政府の一部で提起されてきたことで知られたいわゆる「カダフィー氏のソウル・平壌(ピョンヤン)訪問プロジェクト」に触れ、6者協議の「対案」になれない、と釘を打った。



金正眼 credo@donga.com