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R&Bとモダンロックへの旅の誘う 朴ジョンヒョンが第5集発表

R&Bとモダンロックへの旅の誘う 朴ジョンヒョンが第5集発表

Posted February. 01, 2005 22:57,   

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歌手朴ジョンヒョンの第5集アルバムのイントロタイトルは「Ode(訟詩・特定人物や事物を称える敍情詩)」だ。この曲を作詞・作曲した朴ジョンヒョンは「創作意欲をかきたてる霊感に捧げる詩」と話した。

3日発売される第5集『On&On』は、朴ジョンヒョンが初めてアルバムのプロデュースまで引き受けた作品だ。2002年発売されて40万枚が売れた第4集から、2年間の準備をしてリリースされる。

イントロを含めれば、朴ジョンヒョンが直接作曲した歌は「未来」など5曲だ。タイトル『On&On』には「絶え間ない音楽的進歩を願う」という抱負が込められている。アルバムジャケットの写真にも新しいことを捜し求めて旅する歌手の姿がみられる。

「第4集の雄壮なスケールを維持しながら、強いビートと明るい雰囲気を強調しました。直接プロデュースまでしたので、かなり欲張ることになったんです。作曲家であるチョン・ソクウォン、ファン・ソンジェさんとギターリストの李ソンリョルさんのアドバイスも多く参考にしました」。

14曲の収録曲からは朴ジョンヒョンの豊かな音楽的感性が多様に感じ取れる。タイトル曲「月」は中国伝統楽器の演奏で東洋的神秘感を加えたバラード。昨年11月、日本で発売されたシングル盤の収録曲「フォール・イン・ラブ」のような歌だ。この歌は日本のスワノ・ヒロ、イズミ・カズが共同作曲した演奏曲「フィール・ザー・ムーン」を編曲して歌詞を付けたもの。朴ジョンヒョンは「悲しい感じを与えるために泣くような声で歌った」と話した。

「美しいあなたを」は今度のアルバムの明るい雰囲気を代弁する曲で、早いテンポに弦楽伴奏が魅力的だ。彼女は「ファン・ソンジェさんが作曲したこの歌を聞く瞬間、『これだ』という気がするほど私が表現したい感じが盛り込まれた曲だ」と説明した。

正統ジャズ曲「調べてみます」、ピアノ伴奏と強いビートでモダンロックの感じがする「シングルリング」、雄壮でありながらも悲しい朴ジョンヒョンのバラードの系譜を引き継ぐ「迷子」、チョン・ソクウォンに妙な感じの曲をお願いしてもらった「ハビシャムのワルツ」も欠かせない歌だ。

彼女は単純に「リズムアンドブルース(R&B)のニンフ」という別称にこだわりたくないと話した。

「私の声にR&Bの味がすると言うが、実はロックが好きです。R&Bは自信ないんです(笑い)。サラ・マクラクランも好きだが、『U2』『ラジオヘッド』『オアシス』の音楽もよく聞きますよ」。

朴ジョンヒョンは1997年、アルバム「ピース(Piece)」でデビューした。米カリフォルニアで生まれ育ち、教会で歌を始めた。現在、米ニューヨークのコロンビア大学英文学科に在学中だ。デビュー後、歌唱力を認められて2002年韓日ワールドカップ公式歌手として活動しており「韓日友情の年」の主題歌である「ダンス・ウィズ・ミー」も歌った。

朴ジョンヒョンはインタビューで終始、収録曲に対するフィーリングを絶えまず話した。

「第4集後、白紙状態になって大変だったんです。でも、ますます新しい音楽ができるという自信感が生じたんです。昨年夏に売り出そうと思ったが満足できず、今になって出すことができたんです。今は自信を持ってお勧めできます」



金善宇 sublime@donga.com