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「釜山APECに金総書記を招請」鄭統一部長官が表明

「釜山APECに金総書記を招請」鄭統一部長官が表明

Posted January. 30, 2005 22:38,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の特使として世界経済フォーラム(ダボス会議)に出席した鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官が30日(現地時間)、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記を11月に韓国に招請する意向を明らかにした。

鄭長官は同日、スイスのダボスで開かれたフォーラム閉幕総会で演説し、「北朝鮮が11月に韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席することができれば、6者協議の当事国が一堂に会することになる」と述べた。

11月に釜山(プサン)で開かれるAPEC首脳会議に各国の首脳が参加する点を考慮すると、鄭長官の発言は、金総書記の韓国訪問を迂回した方法で要請したことになる。鄭長官は演説で、「APECは核兵器のない韓半島の新たなビジョンを提示する良い機会になるだろう」と述べた。

政府は演説に先立ち事前に配布した資料で、鄭長官の発言が「APECを契機に『韓半島の冷戦構造の解体』宣言を提案したもの」としながら、「APECで北朝鮮を含む6者協議の参加国首脳が会すれば、北東アジア安保協力体構想の現実化にも寄与するだろう」と説明した。

鄭長官は、米国が包括的な接近を通じて北朝鮮との核交渉に積極的に乗り出すことを促し、北朝鮮が「核放棄」を宣言すれば、肥料や農機具の支援、農業構造改善を含む農業及びエネルギー協力、開城(ケソン)公団の拡大発展など、「包括的かつ具体的な対北支援」の実施を重ねて強調した。

一方、金鍾民(キム・ジョンミン)大統領府報道官は30日、マスコミが政府関係者の言葉を引用して、「11月の釜山APEC首脳会議に、北朝鮮の金正日総書記を招請する予定だ」と報じたことと関連して、「全く事実ではない」と否定した。



琴東根 gold@donga.com taewon_ha@donga.com