MP3プレーヤーと検索機能などを揃えた腕時計型PCの試作品が今月中に発表される。
韓国電子通信研究院(ETRI)は11日、移動性と携帯性に優れた「腕時計型PC」を開発し、その試作品を1月中に発表すると明らかにした。
このPCにはキーボードがないためボタンで作動させ、MP3プレーヤー機能と簡単な検索など、多様な先端機能も内蔵されている。
今回発表される腕時計型PCは、本体がプラスチック材質になっていて一般の時計に比べ、多少重くて大きい。
しかし、ETRIはこのPCが数段階のアップグレードを通じて、軽くて先端機能を備えた製品へと「進化」すると予測した。
ETRIは今後、このPCにMP3だけでなく、カメラとモバイルバンキングなどの機能も搭載させる計画だ。こうなった場合、このPCが先端通信機能を持った携帯電話端末機とも競争できると付け加えた。
このためETRIは、マーケティング能力を備えた民間企業と提携し、腕時計型PCを早期商用化する方策を積極的に推進している。
一方、ETRIは今年の末までには、服のように「身に着けるPC(Wearable PC)」の試作品も発表する予定だ。
丁偉用 viyonz@donga.com