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消炎鎮痛剤のセレブレックス、2.5倍の心臓病発病率

消炎鎮痛剤のセレブレックス、2.5倍の心臓病発病率

Posted December. 23, 2004 22:59,   

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関節炎治療剤で有名な多国籍製薬会社、ファイザーの消炎鎮痛剤、セレブレックスが心血管疾患の発病率を増加させるという臨床実験結果が出て、米医療界と関節炎患者たちにショックを与えた。

ファイザー社は17日、米国立癌研究所(NCI)がセレブレックスの大腸癌予防効果に関する臨床実験でこのような事実が明らかになったことを受け、臨床実験を中止したと発表し、テレビ広告も中断した。

同社は、臨床実験では、毎日、セレブレックス400〜800mgを服用する人が、そうでない人に比べ心臓病発病率が2.5倍高いという結果が出たと発表した。

しかし、ファイザー社は他の臨床実験では、セレブレックスを1日400mg服用した人たちの心臓病発病率は高くならず、問題の臨床実験結果が今までの多くの資料とも一致しないので、セレブレックスは引き続き販売するという。

しかし、セレブレックスと同系列のCOX−2抑制剤であるバイオックスの製薬社マックは、心臓病誘発の危険を否認して来たが、危険が事実と立証されると、9月、薬を全量回収した先例があるので、ファイザー社の今後の措置に多大な関心が注がれている。

一方、韓国食品医薬品安全庁(食薬庁)は同日、COX−2抑制剤(商品名セレブレックス)と消炎鎮痛剤ナプロックセン製剤に対し「注意報」を下した。

食薬庁は同日、大韓医師協会、大韓病院協会、大韓薬剤師会、韓国消費者保護院などにCOX−2抑制剤とナプロックセン製剤に対する処方、調剤、服用指導に気を付けて欲しいという内容の書簡を送った。

李チョンソク食薬庁医薬品管理課長は、「我々もこれら二つの製剤に対し詳細検討を行なっている。今回の措置は、最終結果が出る前に、医者と薬剤師たちに注意を与えるのが目的」と言った。

韓国では現在、COX−2抑制剤は韓国ファイザー社の「セレコックシブカプセル200mg」が許可されており、ナプロックセン製剤には鐘根堂(チョングンダン)の「ナックセン錠剤」など112品目が売れている。