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韓国金融市場、外国勢にそっくり取られかねない・・・むやみな大型化にも注意

韓国金融市場、外国勢にそっくり取られかねない・・・むやみな大型化にも注意

Posted December. 22, 2004 23:10,   

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「下手をすると、外国系銀行に国内市場をそっくり奪われかねない。10年後、韓国金融のあり方が気がかりだ。」(金勝猷・キム・スンユ・ハナ銀行頭取)

「韓国の証券会社は、取引の取次ぎ手数料をとるのがほぼ唯一の収益源だ。このような「19世紀」式の営業方法で、あとどれだけ持ちこたえられるか…。」(外国系の金融会社代表)

骨身を削る構造調整にそっぽを向いて、旧態依然たる営業の仕方を続けた場合、先進金融手法を売り物にした外国系金融会社に市場の主導権を握られる苦しい展開となるという警告だ。金融がきちんと自分の役割を果たせなければ、韓国経済の成長エンジンも低下する他ない。

▲見掛け倒しの銀行の大型化〓銀行は、指標上からすれば構造調整に成功したかのように見受けられる。1997年末33行に上っていた銀行数は、今年6月末現在19行に減り、6年でおよそ14行(42.4%)が消え去った。銀行員も同期間11万39994人から8万9511人に減っている。一見、銀行同士の合併と構造調整で「大型化」に成功した格好だ。

ところが、金融専門家らは「商品の開発とリスク管理の面で、これといった改善の気配が見られていない」と批判している。

国内銀行は貸出依存度が高く、利子収益の占める割合が大きいため、景気の変化や金利の変化など、外部環境の変化に脆弱な収益構造だという。

金融研究院の韓相壹(ハン・サンイル)研究委員は「国民(クンミン)、ウリィなど、国内の主要銀行が合併後、販売管理費がかえってかさむなど、コスト削減の面でシナジー効果を挙げられずにいる」と指摘した。

▲ノンバンク界はさらに深刻〓証券は、事実上構造調整の無風地帯だった。証券会社の数は、1997年末36社から今年6月末42社にむしろ増えている。役員・職員の数も4%ぐらい増加している。さらに、依然株式の仲介手数料の収入に頼リ切る「天水田(そこに降った雨に依存する)」式営業を続けているため、収益を出すのはいっそう難しくなってきた。

競争が激化し、委託売買の手数料率は1999年平均0.33%から、昨年末0.17%へと半分近くまで低下している。買収合併(M&A)、株式の上場、社債の発行など、収益性のいい企業金融(IB)部門は、外国系証券会社が総なめしている。

保険会社は1997年末45社から今年6月末現在36社までに減少している。生命保険会社の場合、12社が生き残れなかった。しかし、保険市場はすでに頭打ちの状態である上、外国系保険会社の参入、銀行連携保険(バンカシュランス・Bankasurance)の導入を受け、新たな構造調整に迫られている。

▲外国勢の波状攻勢をしのげるだろうか〓各金融領域で、外国系金融会社の波状攻勢は日増しに激しくなってきている。

8行の都市銀行のうち、第一(チェイル・ニューブリッジキャピタル)、外為(ローンスター)、ハンミ銀行(シティーバンク)の経営権が外国資本に移行しており、国民、新韓(シンハン)金融持株、ハナ銀行など、国内看板銀行の外国人持分も60〜70%に上る。

保険業界では、米国系メトライフ(Metlife)と AIG、オランダ系のINGがシェア拡大に打って出ている。投資信託業界では、世界最大規模の資産運用グループであるプルデンシャル(Prudential)とフィデリティ(fidelity)が、180兆ウォンに上る資産運用市場をめぐり、しのぎを削る見通しだ。

▲対応策は〓「大型化が先か、リスク管理能力など、内容の充実化が先なのか。」

崖淵に追い込まれた金融産業を救う解決策に対し、国内外の金融専門家たちの見解はやや分かれている。

金融研究院の池東鍱(チ・トンヒョン)選任研究委員は「銀行産業も大型化よりは、製造業のように他の企業に先駆けて顧客のニーズに応える質の高い商品とサービスを紹介するのが生き残りの決め手になるだろう」と強調した。

それに対し、ボスタンコンサルティンググループの李秉南(イ・ビョンナム)副社長は「数十社の証券会社が乱立している構造では、健全な投資文化の定着と証券業の発展は期待薄だ。製造業では、大型化を追い求めながらも、金融業は違うというのは筋違いのものだ」と指摘した。

ABMアムロの尹敬熙(ユン・ギョンヒ)韓国総括代表は「国内の金融市場は飽和状態だ。規模を育て、海外市場に進出することで活路を見出すべきだ」と主張した。



李康雲 kwoon90@donga.com legman@donga.com