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元長官の朴智元氏、公判に出席

Posted December. 21, 2004 23:06,   

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先月12日、最高裁で、現代(ヒョンデ)から不正資金150億ウォン(約15億円)を授受した疑いで、事実上、無罪趣旨の判決を言い渡された元文化観光部(文化部)長官の朴智元(パク・ジウォン)氏が、およそ1カ月ぶりの21日、法廷に姿をあらわした。

同日、ソウル高裁・刑事第2部(田秀安部長判事)の審理で行われた朴元長官の破棄・差し戻しの初公判。緑内障の治療などのため拘束執行停止中の朴元長官は、白い患者服に黒いジャンバー姿で裁判所に到着したが、マスクをかけていて、記者の質問には一切答弁しなかった。

以前に比べて健康は良くなったようで、車椅子は使わなかった。同日、検察は「尋問の準備がさらに必要とされる」とし、期日の変更を要請しながらも、相当時間にかけて鋭く朴元長官を問い詰めた。とりわけ、2000年、Pホテルで朴元長官に金を渡したという李益治(イ・イクチ)元現代証券会長の供述と、それと相反する供述(朴元長官の運転手の供述)の内容を確認する過程では、感情的に衝突する姿を見せたりもした。

最高検察庁・中央捜査部の李炳碩(イ・ビョンソック)検事は「当時、Pホテルの裏側では工事が行われていたが、運転手がそれを覚えていないのは、記憶力が他人より落ちるからなのか」と尋ねた。朴元長官は「記憶していないことについて、記憶力が落ちるからではと言うのは人格の冒涜だ」とし、反発した。

これに、李検事は「李元会長が工事の現場を記憶しているのは、京畿(キョンギ)高校とソウル大を出た秀才であるからで、他の人はそうでないため記憶できないということなのか、実に疑わしい」と話した。朴元長官は「こうしたことに学閥を結び付けるのは非常に不当だ。李元会長も第1審の裁判で、4、5回ほど供述内容を変えている」と反論した。

検察は同日さらに、朴元長官が頻繁に出入りしていた韓国料理屋3カ所の売上げ帳簿をふまえて、朴元長官が食事代として月約1000万ウォン(約100万円)を現金で支給していたとし、出処を問い詰めた。

これについて、朴元長官は「アメリカに住んでいる兄弟や友達などから助けてもらった」とし「助けてくれた方々の純粋さを考慮すると、具体的に公開するのは適切でないと考える」と話した。裁判所は、検察の要請を受け入れて、裁判を来年1月25日午後2時半に延期した。



woogija@donga.com