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超節約型の忘年会が流行

Posted December. 17, 2004 23:21,   

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「15日大学同窓会の集まり—支出6万5000ウォン」

「20日部署の忘年会—1次会だけ参加して抜ける」

「22日同種業界同好会の集まりに不参加」

会社員のクァク・ドンウォンさん(31、ソウル廣津区)は、今年から「忘年会の家計簿」を書くことにした。去年10回余りも忘年会に引っぱられて、小遣いは底をつき、体はくたくたになった。それで今年には集まりの参加回数と費用を去年の半分に減らすことに目標を決めた。クァクさんは家計簿の内容をメモ紙に書き写して、まるで新年計画のようにオフィスのコンピューターモニターにべたべた貼っておいた。

会社員のソさん(29、女性、ソウル瑞草区)は、今年は友達との忘年会を区民会館などでする無料映画を観覧して、各種の割引クーポンを集めて夕食をすることにした。

会社員の鄭さん(33、京畿道平澤市)も「高校同窓との忘年会を今年には昼食のときにすることにした。なんとかお金を惜しもうというのが最大の理由だ」と話した。

長期不況はこのように庶民たちの忘年会の雰囲気さえ変えた。「参加はできるだけ避けて、支出はできるだけ減らそう」と言う忘年会の新しい文化が目立っている。

忘年会の支出を防ぐための庶民たちの努力は「似ている集まりは一緒にする」「一、二次会を1ヶ所で解決する」「クレジットカードや法人カードを持ちこまない」「昼食を活用する」などさまざまだ。

企業レベルでも思い存分食べて飲む忘年会はもう禁止となった。会社ごとに不況に対する心理的萎縮感で、社員たちが年末の集まりを自発的に減らす雰囲気が作られたからだ。

会社独自に夜間山行などに変えるか、初めから忘年会の費用を貧しい人助け合いに寄付する変わった忘年会が流行ったりする。

都市銀行の行員である李さん(28、女性、ソウル麻浦区)は「最近、構内食堂で会社忘年会を開いたが、社員どうしで『フリーマーケット』を開いて新年の希望を発表したりして非常に記憶に残った」と話した。

このように忘年会が簡単になることで、普段年末なら特需を享受したレストランなどは予約実績が例年に及ばず、泣き面だ。ホテルなど高級飲食店と忘年会の日程を代行するイベント会社の不況は相対的にもっと厳しい。ソウル市内のある有名ホテルのレストランは忘年会の予約件数が去年の60〜70%水準に落ちた。

ソウル江南のH韓国レストランの予約担当主任は「例年なら予約が一杯になるときなのに、今年は半分水準」とし「予約された集まりでも、実際に参加するお客は予約人員に及ばない場合が多い」と話した。

大韓酒類工業協会の関係者は「忘年会の自制の動きなどで今年年末の場合、ウイスキー(洋酒)出庫量が去年に比べて15〜20%程度落ちる」と見込んだ。



兪載東 jarrett@donga.com