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北朝鮮・金正男氏、日本の記者らに電子メール

北朝鮮・金正男氏、日本の記者らに電子メール

Posted December. 05, 2004 23:14,   

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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男である正男(ジョンナム)氏が、北京駐在の日本メディアの特派員4人に、年末あいさつの電子メールを送っていたと言う。

4人の特派員は、正男氏が9月に北京空港で偶然会った記者たちだ。

5日の朝日新聞などによると、ハングルの電子メールは、「こんにちは、金正男です。9月25日に北京国際空港で会えて嬉しかったです。年末年始が近づいてきました。健康と幸せを祈ります。12月3日」という内容だった。

電子メールは、ヤフー・コリアのフリーメールを利用して、3日午後10時半に送られたことが確認された。

日本の特派員たちは9月25日、北京国際線の乗客出口で、日本人拉致被害者問題の協議のために中国入りする日本政府代表団を待っていた時、偶然、正男氏らしき人物が出てくるのを目撃した。

当時、北京駐在の外交筋は、同人物が正男氏であることを確認している。

3日に送信された「金正男メール」は、当時特派員たちが渡した名刺の電子アドレスに送られたものだ。

電子メールを受け取った一部特派員が、「どこにいるのですか。また会いたい」と返信を送ったところ、「私はあなたの聞きたい問題について、明確に答えられる立場にない。名刺をいただいたので、あいさつを送っただけだ」という返信が送られてきた。

正男氏は、01年5月に偽造旅券で日本に入国しようとし、空港で追放されたことから金総書記の怒りを買い、北朝鮮に入国できない状態だと伝えられている。このため今年62才の金総書記の後継者競争から脱落したのではないかという観測が強い。

実際に公けの外部活動を慎む北朝鮮権力層の行動スタイルに照らして見ても、正男氏の電子メールあいさつは非常に異例的であり、説明し難いのが事実だ。

日本のある北朝鮮専門家は、「事実上、後継者の構図から脱落して海外に滞在中であることに対する寂しさの表示であり、突発デモでもあり得る」と解釈した。



hanscho@donga.com