Go to contents

「ニューライト」への賛同が拡散

Posted November. 22, 2004 22:56,   

한국어

「ニューライト(New Right)」運動に火がついた。本紙が8日から6回にわたって「ニューライト・沈黙から行動に」シリーズを報じて以来、現政権の主導勢力を「左偏向」と批判して第3の代案模索に乗り出した中道保守性向の人々の動きが、社会各分野で徐々に広がっている。

主要懸案に対して沈黙を守っていた中道保守勢力が公に声を出し、勢力組織に乗り出したという点で、ニューライト運動は社会各分野の地形再編に大きな影響を及ぼす見通しだ。1980年代の英国のサッチャーリズムや米国のレーガニズムの理論的基礎を提供した「ニューライト」は、最近の韓国社会では、「自由主義、市場主義、国際主義」を標榜する主要代案理念に位置づけられている。本紙は、専門家の諮問を基に、この流れを「韓国版ニューライト」と概念規定した。

自由主義の理念を追求する「386世代」の会である「自由主義連帯」は22日、ソウル中区貞洞(チュング、チョンドン)のセシール・レストランで創立記者会見を開き、発足を宣言した。

また、中道統合を標榜する超教派的な改新教の非政府組織(NGO)である「キリスト教社会責任(社会責任)」準備委員会も同日、会員と教会関係者約300人が出席して、発足式を行なった。

自由主義連帯は創立宣言文で、「自由民主主義と市場経済という大韓民国の歴史的正統性が、現政権勢力によって侵されている」とし、「守旧理念に代わり、正しい発展方向を提示する歴史的使命に応じるために、同会を発足する」ことを明らかにした。

彼らはまた、「左派ポピュリズムに傾倒した政権や、代案を提示できない野党が主導する現在の政治は、終末を告げなければならない」とし、「先進化を正しく実現できるのは、韓国の現実に合った21世紀型の自由主義だけだ」と述べた。

西江(ソガン)大学の申志鎬(シン・ジホ)教授が自由主義連帯の代表を引き受け、「正しい社会のための市民会議」の洪晋杓(ホン・ジンピョ)政策室長、車基煥(チャ・ギファン)弁護士ら、約60人の運営委員と会員で構成される。

社会責任は創立宣言文で、「いま韓国では、庶民経済が疲弊し、現政権は政略的に改革課題を推し進め、国論分裂と理念的二極化が深刻だ」とし、「我々は中道統合と改革のための正しい声、左右に偏らない正論を主張する」と述べた。

創立宣言文はさらに、「韓国が危機から脱して、先進国の隊列に伍するように、△理念葛藤と国論分裂の解消、△経済危機の克服及び民生経済の解決、△韓半島の平和と社会の安定、△未来に向けたビジョンの提示、を重点課題として活動する」とつけ加えた。

社会責任は、ドゥレ教会(京畿道九里市)の金鎮洪(キム・ジンホン)牧師、同徳(トンドク)女子大学の孫鳳鎬(ソン・ボンホ)総長ら5人の顧問と、延世(ヨンセ)大学法学部の李和淑(イ・ファスク)教授、朝鮮族教会の徐京錫(ソ・ギョンソク)牧師ら共同代表10人をはじめ、指導委員、執行委員ら合わせて83人で執行部を構成した。組職拡大を経て、来年1月に創立総会を開く計画だ。



兪載東 閔東龍 jarrett@donga.com mindy@donga.com