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アン・ウジン、最年少の豪州ゴルフ代表に

アン・ウジン、最年少の豪州ゴルフ代表に

Posted November. 17, 2004 23:17,   

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12才で最年少オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ジュニアランキング1位、公式大会出場2年間ジュニア大会38回優勝、成人と対決したクラブ選手権23回優勝。

「ゴルフ天才のアン・ウジン(オーストラリア・ドラサレ中学1年)がオーストラリアゴルフ界を驚かせた。オーストラリアの名前が「デニー・アン」であるアンは海外で活躍している韓国ジュニアゴルファーの中でも特に目立つ。

特に9月国籍に関係なくオーストラリア全国の強者が総出場したオーストラリア学生国家代表選抜戦(出場資格12〜17才)は一つの「事件」だった。アンが4位として歴代最年少及び韓国人初のオーストラリア学生国家代表(計6人)に選抜され、地元のマスコミは「デニー、オーストラリアのゴルフ史を塗り替える」と特筆大書した。

●入門4ヵ月目で96打、2001年ゴルフ留学

ソウル生まれ(1991年11月19日生まれ)のアンは小さい時から野球、水泳、スキーなどできないスポーツがないくらい万能だった。小学校2年の時、父親のアン・ジェヨル氏(41)と一緒に町の練習場に遊びに行ったことを契機にゴルフに入門したアンは、入門4ヵ月目で96打(驪州CC)で回り、14ヵ月目でソウル市長杯大会小学校部のトップとなった。

しかし、国内でゴルフを教えるには所要費用が1年に平均5000万ウォンを超える。やむを得ず親は息子のためゴルフ留学を決心、アンは2001年母親と一緒にオーストラリアに行った。

●2年連続「今年のジュニア選手」に

アン・ウジンはウッドがうまい。現在ドライバーショットは平均270ヤード、3番ウッドは240ヤードだ。

「今は体格が同じだが、小学校の時は自分より頭一つくらい大きいオーストラリアの選手と対決するためウッドを集中的に練習したためだ」という。

「第2のタイガーウッズ」を夢見ながら骨を折って練習してきた2002〜2003年連続ニューサウスウェールズ州「今年のジュニア選手」に選ばれた。

3年間で見張るほど大きくなり中学校1年生の今年は177cm、67kg。今後さらに身長が伸びることを考慮すれば体格の面でも米PGAツアーで十分通じる。

●レッスン費がなく一人で練習、「挫折はない」

アンは父親の事業失敗で、レッスン費がなく最近6ヵ月間一人で練習している。

親が夜明けにオフィスと学校を掃除してやっと生活をまかなっているためだ。従って経費の多くかかる全国規模の大会出場は考えられない。今年招待状をもらったイクソン杯とエロード杯などの国内ジュニア大会も諦めるしかなかった。

父親のアン氏は「ウジンちゃんが帰って親を慰めている。招待経費を100%出してくれる大会に出場すればいいと言う。しかしウジンちゃんは韓国国籍だ。異邦人にそんな恩恵は与えられない」と心配した。



安永植 ysahn@donga.com