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大丈夫かW杯最終予選進出 きょうモルディブと最終戦

大丈夫かW杯最終予選進出 きょうモルディブと最終戦

Posted November. 16, 2004 23:20,   

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「ゲームではない。必ず勝たなければならない戦闘だ」

17日午後8時、ソウルワールドカップ(W杯)競技場で行われる06W杯ドイツ大会アジア2次予選韓国対モルディブの7組最終戦。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング24位のW杯4強国韓国対136位の弱体モルディブとの試合だが、韓国選手団からは緊張感が漂う。

決戦を翌日に控えた16日、坡州(パジュ)国家代表チームトレーニングセンター(NFC)。ボンフレール監督と20人の太極戦士らは実戦を凌駕する2時間あまりの厳しい訓練を行った。モルディブ戦で引き分けあるいは敗れた場合、ドイツ大会への出場が困難になるためだ。

韓国サッカーがW杯予選で絶対絶命の危機に直面したのは今回が三回目。一回目は、1985年メキシコ大会のアジア地域1次予選。マレーシア、ネパールと一緒に3組だった韓国は、マレーシアとの遠征試合で0—1で敗れて、脱落の危機に追い込まれたが、最も弱いチームとされていたネパールがマレーシアと0—0で引き分ける異変を起こしたおかげで、やっとの思いで2次予選に進んで、結局32年ぶりにW杯本戦進出に漕ぎ着けた。

二回目は、1993年の米国大会アジア最終予選。韓国は日本に0—1で敗れて本戦出場権を奪われる危機を迎えた。しかし、最終戦で韓国が北朝鮮を制し、日本が後半ロスタイムでイラクに同点ゴールを奪われ、劇的に勝ち点が同点になって、ゴール得失差で日本を押さえて米国行きのチケットを手に入れた。

さて、韓国は今度の危機も無事乗り越えることができるだろうか。勝ち点1点差でレバノンをリードしている韓国は、無条件モルディブに勝たなければならない。引き分けあるいは敗れても、レバノンが17日のベトナムとの最終戦で同じく引き分けあるいは敗れれば、最終予選行きのチケットを確保できるが、レバノンの引き分けか敗北かを期待し難いからだ。

ボンフレール監督は、薛鐗鉉(ソル・ギヒョン、ウルバーハンプトン)、安貞桓(アン・ジョンファン、横浜)、李天秀(ヌマンシア)の3人の攻撃手を最前線に配備し、大量得点を狙う必勝戦略を立てた。一方、試合の2日前に入国して16日、ソウルW杯競技場で一回だけ適応訓練を行ったモルディブのマヌエル・ゴメス監督は、「私たちは勝つために来たわけではない。最善を尽くして良い試合をするだけだ」と述べた。



權純一  stt77@donga.com