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NFLの韓国系ハインズ・ワード、SIが表紙紹介

NFLの韓国系ハインズ・ワード、SIが表紙紹介

Posted November. 16, 2004 23:19,   

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米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)ピッツバーグ・スティーラーズの韓国系黒真珠のハインズ・ワード(28)。

ワードの右腕にはハングルで書いた名前が入れ墨されている。韓国人の母親と米国人の父親の間で生まれたワードは機会あるたびに「僕が米国人であると同時に韓国人であることを恥ずかしく思っていない」と話してきた。

「僕の人生は母が作った。母はいつも謙遜することを教え、望むものを得るためにはすべてを捧げて努力しなければならないと言った。僕はその教えに従った」

そのワードが遂にアメリカン・ドリームを果たした。16日発行された世界的スポーツ週刊誌「スポーツ・イラストレーテッド(SI)」の表紙に登場し世界的スターと肩を並べたのである。

SIは「スティーラーズがトップに浮上した」という題名とともに攻撃成功後咆哮するワードを表紙に載せた。権威を誇る「SI」の表紙人物となったのはワードの価値を語ってくれる場面である。

韓国系選手がSI表紙に登場したのは今回が初めてだ。1994年米国に進出したばかりの朴贊浩(パク・チャンホ)が4ページの分量で紹介されたことはあったが表紙ではなく、在米韓国人のフィギュアースケート選手のナム・ナリ、李承鎏(イ・スンヨップ)も短く紹介されただけだった。

SIは今シーズン8勝1敗の優れた成績で突風を巻き起こしているピッツバーグの攻撃の中心にあるワードの存在を強調した。フットボール専門記者のドン・バンクスは「ワードはNFL最高のワイドレシーバーと言われるフィラデルフィア・イーグルスのトレル・オウェンスより優れた選手だ」と評価した。ワードは今シーズン9試合に出場し54のレシービング(NFL3位)に663ヤードレシービングヤード(11位)を記録している。

ワイドレシーバー(Wide Receiver・WR)は攻撃陣の左右末に立って相手の最前方に突っ込みながらクォーターバックが投げるボールを受けタッチダウンに繋げる任務を受け持つ選手。フランカー(Flanker・FL)とも言う。

ワードがSIに紹介されたのは今回が始めてだ。ジョージア大学の4年生だった1997年10月大学史上初めてレギュラーシーズン1000ヤードレシービングヤードを突破した時、SIは在韓米軍兵士と韓国人の金ヨンヒ氏の間で生まれ多くの困難を乗り越え大学フットボールスターとなったワードを詳しく紹介したことがある。



梁鍾久 yjongk@donga.com