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アラファト脳死…中東情勢、不測の状況に

Posted November. 05, 2004 23:11,   

パレスチナ自治政府のヤーセル・アラファト議長(75)が4日、医学的死亡宣告である脳死(brain dead)状態に入るや、イスラエルとパレスチナは「ポストアラファト」に備えて非常体制に突入した。

パレスチナのすべての決定権を握ったアラファト議長が事実上国際政治の舞台から消えることによって中東情勢は予測し難い状態になった。

パレスチナ解放機構(PLO)とパタ(パレスチナ解放運動)の指導部は同日、ラマラ自治政府庁舍で緊急会議を行い、アラファト議長の死後について話し合った。

PLO執行委員会は、アラファト議長が持っていた安保と財政権限の一部をクレイ首相が掌握したと明らかにし、権力委譲が始まったことを示唆した。クレイ首相は5日、ガザ地区の保安責任者に警戒態勢の強化を指示した。

イスラエルもアラファト議長の死去後の混乱に備えて軍の非常警戒態勢に突入した。米国を含めた西側諸国とエジプトなど他の中東諸国も今後の情勢変化を見据えて対策を講じている。

アラファト議長は先月30日、フランス・パリ南部のクラマルの軍病院に入院して治療を受けており、3日午後4時40分頃(韓国時間4日午前1時40分)から完全死亡説と生物学的生存説が同時に流れ出ている。

AFP通信は5日、「呼吸器に依存しなければ生命を維持することができない植物人間状態」とし、アラファト議長が事実上死亡したと報じた。



李浩甲 gdt@donga.com