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[オピニオン]選挙の借金

Posted September. 25, 2004 21:56,   

苦労して官途に就いた家門の悩みは、息子がいなくて代が断たれることだった。むこ養子を探したが、故郷では探すことは難しかった。勢いが無くなりかげりを見せた家門に、むこ養子に来るという人も稀だった。結局、他郷からむこ養子を迎えた。むこ養子は妻の実家の財産を担保に借金をして、田畑を売って事業をした。初めの頃はうまくいっていた事業が、急転直下、傾き出した。親戚たちは、むこ養子が家を滅ぼすと騒いだ。まだ結婚させたのではないから、むこ養子を取り替えようという人もいた。

◆むこ養子は、事業資金が底をついて希望が見えない頃、パートナーを得た。そして、しばらくしてパートナーを追い出し、一人で大穴を当てた。それからというもの、むこ養子の態度が変わった。むこ養子の周辺からは、妻の実家が苦しい時に助けてくれず、他のむこ養子を探していたという不満が飛び出した。むこ養子は、零落した家門では大きな事業で成功できないと言って、妻の実家を出た。家を出たむこ養子は、資金を「オールイン」して大成功を収めた。彼は、今では他人のむこ養子になって、昔の妻の実家に借金を返す考えすらなさそうだ。

◆比喩はどうか分からないが、民主党と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、ヨルリン・ウリ党の関係が、これに似ていないだろうか。民主党は、大統領選挙の借金のために国庫補助金を差し押えられ、党役員の月給も支給できない状況だ。道義的に見れば、盧大統領とウリ党が責任を負うべき借金である。盧武鉉候補の選挙運動をした人々が、「盧大統領とウリ党は、借金を返さずに眠ることができるのか」というピケットを持って大統領府の前に立っていた姿は、悲観的に見え、またコメディのようにも感じられた。

◆民主党の負債帳簿は、実際よりも膨らんだ感がある。盧候補のための5回の党報制作費用、大統領選挙の公約集制作発送費はそうとしても、党本部の賃貸料まで計算に入れたのは強引だった。民主党を飛び出して、総選で大勝した盧大統領とウリ党だけを考えれば眠れないだろうが、静かに対話を通じて解決する方法もあったはずだ。民主党にも、家を出るようなむこ養子を選んだ責任がないだろうか。

黄鎬澤(ファン・ホテク)論説委員hthwang@donga.com