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KBS社員らが「会社批判組織」結成

Posted September. 14, 2004 22:31,   

放送の偏向性を巡って議論を呼んでいる公営放送KBSテレビ(韓国放送公社)のいわゆる「改革路線」に反対するKBS発展協議会(議長、尹明植・審議チーム・プロデューサー)が13日午後、創立総会を行った。

KBS発展協議会はこの日、ソウル市内のある食堂で、プロデューサー・経営・技術など職種別に14人が参加したなか、創立の宣言文を採択し、尹議長と朴ソンミョン(審議チーム・プロデューサー)、アン・ジュンサン(ラジオ制作技術チーム)氏ら6人の共同代表を選出した、と発表した。協議会の会員は85人で、その大半が、KBSテレビがチーム制度を導入する以前まで中堅幹部だった。

協議会は、創立宣言文で「国民の普遍的な情緒と多様な見解・価値を盛り込むべきKBSテレビが、いつの政権のときよりも徹底した権力の下手人に転落してしまった」とし「これは鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)社長の改革に見せかけた管理行為と関係なくない」と指摘した。協議会は「鄭社長が改革の一環としてチーム制度を導入した後(番組の問題点を判別する)システムに問題が生じ、チーム長の人事も、労組・協会の幹部出身が中心になっている」とした上で、「これは、社員をコード化・派閥化する道具にすぎない」と批判した。

協議会は「鄭社長のコードに合わせるのに夢中になっている番組が、KBSの信頼度を減少させ、経営悪化につながっている」とし「こうした現象は、経営陣のアマチュアリズムと無批判的な庇護勢力の合作だ」とし、経営陣とKBSテレビ労組を同時に批判した。



李珍暎  ecolee@donga.com