兵役不正の台風に巻き込まれたプロ野球を見ながら、プロサッカー関係者は胸をなでおろした。最近、警察側が公開したリストに上がったサッカー選手はただ1人だとわかったからだ。
プロサッカーはどうやって、兵役不正を避けられたのだろうか。サッカーは1996年3月に警察庁チームができてから、従来の尚武(サンム、軍隊のチーム)と共に2チームがプロ選手を受け入れている状態。特に、尚武チームが03年からプロサッカーリーグに参入して以来、アマチュア選手は1人も受け入れず、プロ選手のみ受け入れて、軍服務中に選手生活が続けられる道を開いた。
昨年警察庁は14人、尚武は22人のプロ選手を受け入れたが、これは12のプロサッカーチームの入隊希望者をほとんど消化したもの。今年の年末、警察庁で11人、尚武で16人が除隊する予定なので、来年は少なくても27人以上のプロ選手を受け入れることができる。
実際、98年に兵役を免除してもらうために賄賂を渡した疑いで父親が在宅起訴されたある選手は、尚武に入隊した後、国家代表に再び選ばれるなど、第2の全盛期を迎えている。また、警察庁チームはプロサッカー連盟から毎年3億ウォンの支援金を受け取っていて、プロ2軍リーグに入っている。
一方、野球の場合、軍服務と運動を並行できるところは尚武しかない。しかもエントリーは35人に過ぎない。一年に尚武で受け入れるプロ野球選手は12人ぐらいであるため、残りの20人余りはグローブを脱いで、一般兵か公益勤務要員として服務しなければならない。
ロッテのヤン・サンムン監督は、「五輪やアジア大会の成績で兵役特例を受けるのは夢のまた夢で、尚武入隊も制限的だ。陸軍や空軍、あるいは警察庁でチームを作れば、大きな助けになるはず」と話した。
99年、警察庁チームの立ち上げを進めたが霧散した韓国野球委員会(KBO)の関係者も、「軍服務をしながら野球もできるチームを立ち上げられるよう、関係当局との協議が必要だ。その運営費は一定比率以上KBOと8つのチームが分担できる」と話した。
短期兵(防衛兵)が退勤後ホームゲームに出場することができた前例も検討に値する。一定期間軍事訓練を終えた後、所属球団の縁故地で公益勤務要員として働きながら運動を並行できるようにすること。プロバスケットボールの場合、公益勤務要員として入隊した選手のほとんどが、所属チームの体育館や宿所の近くで勤務する。
兵役不正を煽るような規約の改定も急がれる。現在、「大当たり」につながる自由契約選手(FA)の資格を得るためには、9シーズンをプレーしなければならないが、軍服務期間は入らない。このため兵役を入れた場合、FAのためには11年以上を待たなければならず、入社する際、軍経歴を反映する一般企業体に比べて不利益を受けている。
權純一 金鍾錫 stt77@donga.com kjs0123@donga.com






