プロ野球選手協議会(選手協)のナ・ジンギュン事務総長は、10日「兵役ブローカーの手帳に上がっている前職・現職の野球選手およそ110人全員が実際の兵役忌避容疑者ではないだろう」と強調した。
ナ総長は「一部選手のモラルハザードと違法行為が明確に分かった以上、何も申し上げる言葉がない」と前提にしながらも「兵役忌避が、兵役期間中に選手生活を中止せざるを得ないという危機感ゆえに招かれるものであるだけに、各プロスポーツ連盟総裁が知恵を集めて、抜本的な解決策を見いださなければならない」と促した。
また「リストアップされた選手は、現時点としては警察の捜査対象であるだけで、不正事実が捕捉されたり、起訴されたりして、兵務庁から再検査を通告される容疑者ではない」と話した。
選手協は6日「今回の事態を教訓にし、自らを省みる契機にしたい。兵役不正の再発を防ぐのに最善を尽くす考えだ」という内容を盛り込んだ国民向け謝罪声明文をを発表した。一方、韓国野球委員会(KBO)は朴ヨンオ総裁が海外出張中であるため、まだ兵役不正についての立場を公表せずにいる。
張桓壽 zangpabo@donga.com






