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中国集安市、高句麗遺跡保全で都市計画に着手

中国集安市、高句麗遺跡保全で都市計画に着手

Posted August. 23, 2004 22:30,   

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高句麗(コグリョ)遺跡が集中した中国吉林省集安市が、世界文化遺産に指定された文物と遺跡を保護するため、最近、都市計画を全面修正した、と現地のマスコミが23日、報道した。

市政府を含めた市の中心地域まで他地域に移転することにしたという。

これに対し、韓国の学者たちは中国の遺跡保全努力には共感を示しながらも、昨年から超高速で高句麗遺跡を発掘している中国の意図をまともに把握しなければならないと警戒心を表わした。

現地のマスコミによると、集安市は高句麗國内城(ククネソン)があった市中心部で、建築物増改築を今後50年間禁止する一方で、現代式建物を全て他の地域に移すことにした。

廣開土大王陵(クァンゲトデワンルン)の近くに形成されている工業団地も他の地域に移し、新たに造成する方針だ。

これに先立ち、集安市は昨年3月、43の傘下機関を市政府の建物から出し、この一帯を高句麗遺跡公園に造成した。また、同地域の1150世帯の住民と51の機関、工場、学校、商店などの従事員4145人を他の地域に移住させた。

集安市は歴史遺跡を保全するため、関連条例を制定し、遺跡が集中している70万m²(21万坪あまり)を環境保護地区に指定した。

最近、中国を訪問した徐吉洙(ソ・ギルス、西京大教授)高句麗研究会長は、「中国は昨年、集安市の高句麗遺跡発掘を始めて以来6ヵ月ぶりに、住民1000世帯あまりを移住させた。過去50年より、最近6ヵ月間発掘した遺跡がもっと多いという点から、中国の意図は明確だ」と指摘した。



黃有成  yshwang@donga.com