Go to contents

KBS、北朝鮮の軍歌流す メディア評論番組

KBS、北朝鮮の軍歌流す メディア評論番組

Posted August. 17, 2004 21:31,   

한국어

KBS・1TVのメディア評論番組「メディアフォーカス」が北朝鮮の軍歌の「赤旗歌」をパロディーマンガコーナー「時事フラッシュ」の背景音楽に使い、物議をかもしている。

「メディアフォーカス」は14日の放送でイラクに派遣されるザイトゥーン部隊に対する政府の報道規制を批判する内容の「時事フラッシュ」の背景音楽で、40秒間「赤旗歌」を流した。

「赤旗歌」は日本植民地時代の抗日社会主義者らの歌として、その後は北朝鮮の代表的な軍歌として歌われてきた。

KBSは、16日の事後審議で「時事フラッシュ」の歌が「赤旗歌」であることを確認した上で、17日には「メディアフォーカス」のホームページに「視聴者への謝罪文」を掲載した。

KBSは謝罪文のなかで「今回のことは音楽担当者と製作陣全体のミスであり、視聴者に謝罪の言葉を申し上げる」と述べている。

「メディアフォーカス」の李ファソク・デスクは「時事フラッシュ」の音楽担当者であるフリーランサーの金氏(26)が『赤旗歌』であることを知らずに使った」とし、「これをチェックすべき制作陣もこの歌を韓国軍が使う行進曲だと思った」と釈明した。フリーランサーの金氏は「軍歌についてあまり知らない状態で音楽ダウンロードサイト『ソリパダ』でダウンロードして画面に取り込んだ。歌詞にまでは気を使わなかった」と話した。

「メディアフォーカス」のホームページには、これを非難する書き込みが相次いでいる。チェ・スンチョル氏は「北朝鮮の軍歌を公営放送で、それもザイトゥーン部隊派兵関連放送で聞くとは想像もしなかったことだ」と批判した。

一方、放送委員会関係者は「重い懲戒が避けられない事案だが、KBSの自主調査を見守ったうえで懲戒の手続きについて論議する」と述べた。



徐廷輔 suhchoi@donga.com