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アフリカのエイズ孤児1300万人に

Posted July. 14, 2004 22:22,   

▲急増するエイズ孤児〓国連児童基金(ユニセフ)と国連HIV・エイズ共同計画、米国国際開発庁が共同作成した報告書によると、サハラ以南アフリカ諸国のエイズ孤児は昨年現在1230万人で、今年1300万人を突破するものとみられる。全世界のエイズ孤児1500万人の82%を占めている。

さらに、2010年までに50%ほど増加し、1800万人を超すと予想されている。この地域は2000年以降だけでエイズ孤児が380万人増加した。

報告書は、大人のエイズ治療と予防に偏りすぎて、エイズ孤児の支援事業に大きな穴があいていると指摘した。

現在この地域の孤児のうち28%がエイズ孤児。国別の差も激しく、ジンバブエは78%、ザンビアは60%にのぼる。アフリカで最も人口の多いナイジェリアは、26%で平均値に近いがその数はなんと180万人。

ユニセフのキャロル・ベラミー事務総長は国際エイズ会議で「エイズ流行の最も痛ましい遺産はエイズ孤児」だとし、「中国・インド・インドネシアなど人口の多い地域で感染率が高まれば、さらに孤児が増える恐れがある」と警告した。

全世界でエイズ孤児政策をとっている国は2003年末現在17カ国にすぎない。エイズ撲滅運動家らはエイズ予防教育をするだけでもエイズにかかる危険を減らすことができると強調し、年間100億ドルの支援金が必要だと訴えている。

▲崩壊危機にある医療体系〓劣悪な労働環境と低賃金、エイズに脅かされる環境を離れて、英国や米国など海外に移住する医療関係者が急増しているとニューヨークタイムズが13日付けで報じた。

アフリカで看護士不足が最も深刻な国は、東南部に位置するマラウイ。

マラウイの首都、リロングウェの中央病院は830病床をもつ比較的大きな病院だが、看護士は適正なレベルの532人にはるかに及ばない183人だ。その中でも資格のある看護士は30人に過ぎない。

英語が使える看護士たちはほとんど英国に移住した。マラウイだけでなく過去、英国の植民地だったナイジェリア、ガーナ、ケニア、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ出身の看護士が英国に移住するケースが急増している。

米国に渡ったアフリカ出身の看護士も3100人を超す。2020年には80万人に急増するとの予想も出ている。

リロングウェ中央病院の看護士、フララピ・クンケヤ二(36)さんは「友達は私に時間を無駄にするなって言います。近いうちに英国に移住するつもりです」と語った。

アフリカでお金をかけて教育を受けさせた人材がゆたかな国に流出しているのだ。先進国の無分別な医療人材の輸入に対し、非難する声も高まりつつある。

1997年にノーベル平和賞を共同受賞した「人権のための医師団」は、近くアフリカ医療体系の崩壊を懸念する声明を発表する予定だ。声明は「エイズのため数千人が医薬品を待っているアフリカから医療人材が流出することは、ただでさえ弱い医療体系を崩壊させることだ」という懸念を盛り込んでいる。

よりましな人生を選択しようとする移住の権利は無視できないが、先進国は医療陣を輸入するより自国の人材開発に投資すべきだというのが人権団体の指摘だ。



金影植 朴惠胤 spear@donga.com parkhyey@donga.com